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痴者の食卓 西村賢太 新潮社

西村賢太自身を投影した主人公貫多と恋人の秋恵を描いた短編集。

西村賢太は私小説しか書かない人なので「いつものアレ」って感じの作品集なのだけど、正直今回はあまり楽しむ事が出来なかった。

実は西村賢太の作品って、感想を書かないまま流してしまっている物が多い。

私小説作家だから仕方がない…と言ってしまえばそうなのだけど「貫多と秋恵の物語」か、そうでなければ「貫多と貫多が崇拝している作家、藤澤清造の物語」の2パターンしかないので、正直ちょっと飽きてきた…と言うか完全に飽きてしまった。

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痴者の食卓

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恋人を喜ばせるために購入した鍋が悲劇を呼ぶ表題作。

テレビ番組の撮影で赴いた小学校での、過去との再会と訣別を描く「夢魔去りぬ」。その他四篇を収録した、傑作私小説集。

アマゾンより引用

感想

今回の作品はワンパターン化が特に顕著で「貫多がちょっとしたキッカケで切れて秋恵を殴って、やっぱり悪かったと思って謝って許してもらってオシマイ」と言うパターンの作品ばかりだった。

いくら好きでもお腹いっぱい。貫多の暴力は飽きてしまった。

「他に引き出し無いんですか?」と思ったりもするけれど、西村賢太は私小説作家として生きていくと決めているようなので、読み飽きたなら離れるしかないのかな…と思う。

もしかしたら私は「貫多と秋恵の物語」よりも「貫多と貫多が崇拝している作家、藤澤清造の物語」の方が好きなのかも知れないな…と言うことに気がついた。

西村賢太が藤澤清造を語る時って本当に幸せそうで読んでいて気持ちが良いのだ。

「コレ、僕が見つけた僕だけの宝物なんだ!」と自慢している子どもみたいで微笑ましいし「そこまで惚れ込む作家に出会えるなんて幸せな事だよね」と、何やら温かな気持ちになってしまうのだ。

「完全に飽きてしまった」とは言うものの、1つ1つの作品はちゃんとしたものだし「飽きた」と言う要素さえなければ、それなりに面白い。

一定のレベルはあると思う。ただ「またいつものパターンだよ」ってところが残念と言うか。

今まで好きになってはた作品を嫌いになる事はないけれど、「貫多が秋恵を殴って後悔して仲直り」ってパターンはお腹いっぱい。

西村賢太からしばらく距離を置こうと思う。

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白い木蓮の花の下で
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