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雑巾を買う。

ホームセンターで10枚入298円で雑巾を買った。

雑巾なんて今まで生きてきてほぼ買った事が無かったのだけど、とうとう私も雑巾を買う人間になってしまった。これまでは古いタオルや、どこかで貰った社名の入った薄いタオルをせっせと縫って雑巾を作っていたのだけれど、タオルのストックが枯渇してしまったのだ。タオル枯渇の原因はタオルを貰わなくなったから。

私が子どもの頃は酒屋さんとか、新聞屋さんとか、とにかく「○○屋」と名前のつくようなお店は盆暮れになると粗品としてタオルをくれた。白いタオルに青文字で店の宣伝が描いている、あのタオルだ。しかしいつの頃からか粗品に白いタオルが使われる事が少なくなり「店の名前が入った宣伝グッズ」は白いタオルからポケットティッシュに変ってしまった。今までは古タオルを下ろしたりして、それでもどうにかこうにかやっていたけれど、とうとう雑巾にするタオルが無くなってしまったのだ。

市販の雑巾を買ってみて、そのペラペラさ加減に驚いた。たぶん直ぐに駄目になってしまうと思う。衛生面から言うとペラペラの雑巾を早いスパンで変えていく方が良いのかも知れないけれど「こりゃ、けっこう高くつくな……」なんて事を考えていたら、連城三紀彦の『紅き唇』と言う小説の事を思い出した。

『紅き唇』にはタヅと言う年配の女性が登場するのだけど、タヅは掃除をする時も力一杯頑張っちゃう人で、洗濯も手でゴシゴシ洗うから衣類は擦り切れてボロボロ。台所の床は雑巾をかけすぎて合板が剥がれてくる始末。タヅがホームセンターの雑巾を使って掃除をしたら、きっと1日で破れてしまう事だろう。。

今使っているタオルが駄目になったら、その時は雑巾にするだろうけれど、しばらくは市販のタオルのお世話になると思う。昭和生まれなもので「お茶と雑巾をお金出して買うななんてもったいない」と言う感覚が捨てきれないのだけど、慣れていくしかないのだろうな…と思う。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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