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河童の末裔。

あまり公にはしていないけれど、私は河童の末裔だ。

その名残として手にも足にも水かきがある。水かきは普段、指と指との間に格納されているので他人にバレる事は滅多に無いが、子どもの頃、習い事の師匠に驚愕された事がある。手の水かきはこんな感じ。水かきのせいで、指輪をはめても指輪が指の付け根に収まらないと言う悲劇。言うなれば、相当不恰好な手をしている…ってことだ。さらに言うなら足の水かきはもっと酷い。足の指の半分近くまで水かきが侵食している。幸いに足の指は人様にお見せする機会が無いので、何の支障もなく生活出来ている。

ちまたでは「立派な水かきを持っている人は水泳が得意」だとか「水泳選手の水かきは凄い」などと言われているけれど、私の場合、水かきが立派だからと言って水泳が得意…と言う訳ではない。ただ、超絶レベルで運動が苦手なのに水泳だけは人並みに出来ているのは河童の血のおかげなのかも知れないな…とは思う。

ちなみに。水かきは娘に遺伝していない。先日、娘に「実…お母さん、河童の末裔なんだよ」と告白してみた。最初「そんなの嘘だぁ」と信じなかった娘だけれど「ほら、見て。これが証拠」と水かきを見せたところ「お母さん凄い! 本物の河童みたい」と感心しながら「本当に河童の末裔なの?」「じゃあ、誰が河童だったの?」と厳しく追求されてしまった。河童の末裔と言っても、河童の血が混じったのは曾祖母以前の昔の事なので「誰が河童だったのか」なんて今さら分かりようもない。それこそ昔は、稀にあったんじゃないかな…河童と人間の結婚も。鹿児島のものすごい山奥に住んでいた母方の祖母の系統の話だ。

……なんて話をまことしやかに語って聞かせたところ、娘も納得してくれた。と言うか「納得するのかよ!」とこちらの方がビックリした。小学校3年生ってまだまだ心がピュアらしい。娘の人生や日常生活に支障をきたすと可哀想なので、娘に謝って本当の事を教えておいた。

話は変わるけれど、娘と夫は「ウイテマテ」が出来ない。一瞬なら上を向いて水に浮く事が出来るのに、どこかに余計な力が入っているらしく、しばらくすると沈んでしまう。それに対して私はいつまでも水の上に浮いている事が出来る。水の上に浮かんで夏の空を眺めているとなんだか懐かしいような気持ちになるのだけれど、たぶんこれは先祖から受け継いだ河童の記憶に起因するのだと思う。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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