遅まきながら日曜日に家族で観に行った映画の感想など。
日曜日は大阪市立子ども文化センターと言う児童施設の映画会で『スチュアート・リトル』を見た。
実写とCGが融合されたタイプの映画で、主人公は直立二足歩行をする白いネズミのスチュアート。
スチュアートがとあるご家庭の養子になる物語。ドタバタメインだけど、ホロリとさせられるところもあったりして、なかなか良い映画だった。
スチュアート・リトル
スチュアート・リトル | |
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Stuart Little | |
監督 | ロブ・ミンコフ |
脚本 | M・ナイト・シャマラン グレッグ・ブルッカー |
原作 | E・B・ホワイト |
製作 | ダグラス・ウィック |
製作総指揮 | ジェフ・フランクリン スティーヴ・ウォーターマン |
出演者 | ジーナ・デイヴィス ヒュー・ローリー ジョナサン・リプニッキ マイケル・J・フォックス |
音楽 | アラン・シルヴェストリ |
あらすじ
ニューヨーク・セントラルパークの近郊に小さな一軒屋を構えるリトル一家。
リトル一家の一人っ子ジョージは一緒に遊べるような弟を欲しがっていて、リトル夫妻は児童養護施設に訪れる。
身寄りの無い子供達がいる広間に通されたリトル夫妻は「家族になるべき子なら、見つけた瞬間に心が感じるはず」と、子供達と同じ制服を着た小さな白いねずみからアドバイスを受ける。
そのねずみ=スチュアートに運命を感じた夫妻は、彼を引き取りジョージの弟とすることに決める。
スチュアートは、初めて感じる家族の雰囲気や自宅があることに深く感動すものの、兄となるジョージからなかなか受け入れてもらえない。
しかしスチュアートとジョージはセントラル・パークでのボートレース参加をきっかけに、急速に仲良くなる。
スチュアートがジョージからも家族と認められ、親戚一同にお披露目となったある晩、リトル家に招かれざる客が訪問してきた…
感想
アメリカのファミリー向けの映画ってハズレが少ない気がする。もしかすると、ハズレの作品は日本で公開されていないだけなのかも知れないけれど。
映画に出てくるアメリカの家族って「これぞアメリカの良心」と言いたくなるような素敵な家族が多い。
『スチュアート・リトル』に登場する家族も、とても良い家族だった。
創作物の中に出てくる家族って、どうしてこんなに綺麗なんだろう。
日本だとサザエさん一家、ちびまる子ちゃん一家、クレヨンしんちゃんの野原しんのすけファミリーあたりが代表格って感じだろうか。
国民的アニメでも『ドラえもん』は、家族よりも友達や学校の描写がメインなので、家族感は薄い気がする。
サザエさん、ちびまる子ちゃん、クレヨンしんちゃんはそれぞれ時代が違っていて、価値観もズレているけれど、それぞれその時代における理想の家族なのだと思う。
理想の家族ばかりの世の中なら、犯罪の少ない社会になるんじゃないかなぁ…なんて事を思いつつ『スチュアート・リトル』を観ていた。
もっとも、理想的なご家族ばかりで構成された世界なんて、息苦しくてたまらないだろうけど。……と、そんな大人的な見方はともかく、大人も子どもも楽しめる良い映画だったと思う。
映画会に合わせて、熊本の震災の募金集めとバザーが開かれていたのだけれど、吃驚するほど盛り下がっていたのが印象的だった。
バザーって有志の人達がするものたから、仕方ないと言えば仕方ないのだけど、いくら「自分がいらないもの」を売ると言っても、他人もいらなような物では話にならない。
足を止めて見る人も少なくて、私自身「被災した人達の役立に立ちたい」という気持ちはあっても、何か買おうと言う気持ちにはなれなかったので、娘にお金を渡して募金だけしてきた。
子どもを育てるようになってから、地方自治体主催の公的な催しに参加する機会が多いのだけ「すごく良い試みなんだけど、なんだか色々残念だ」と言う気持ちになる事が多い。一般企業が仕掛ける催しと、地方自治体が仕掛ける催しって、どうしてあんなに差が付いちゃうんだろう。人間ってお金が絡まないとなかなか本気になれないのかなぁ…なんて事を思ったりした。
そうそう。『ススチュアート・リトル』とは全く関係ないのだけれど『ズートピア』が気になっている。
あれって子どもが楽しめるタイプの映画なんだろうか?
ストーリーを聞いている限りではアニメーションだけど大人向けのような気がするのだけど。6月は週末に予定が色々入っているので、都合が付くようなら娘と一緒に観に行きたい。