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親の悪口。

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親の悪口。

今日は最初に宣言しておくけれど実母に対する悪口を書く。「愚痴」ではなくて「悪口」なので、そう言うのが嫌いな方はご遠慮戴きたい。

実家の母が胆石で入院することになった。日曜日の夕方に「とにかく来て」と電話があった。自分で電話をかけてくるくらいだから命に別条はなかろう……と思いつつ病院へ行ったら胆石とのこと。

母は68歳。老人と言えば老人だけと耄碌するにはまだ早い。だけど母は感覚的に言うと10歳くらい年上な感じがする。

今回の入院も持ってきて欲しいものなど少しでも電話で伝えてくれたら良さそうなものなのに、電話では何も言わずに切ってしまうし、一事が万事手が掛かる。周囲の人からは「白蓮さんが優しいから甘えちゃってるのよ」と言われるけれど最近になってそうじゃない事に気がついた。

実は私。独身時代は自分の母親がそこまで変な人だとは思っていなかった。

「オバサンなのに乙女な人だ」と言う認識はあったけれど、せいぜいその程度。しかし私も結婚して母になり40代を過ぎてた今になって母が昔から相当変な人だったって事に気がついたのだ。

母は専業主婦だったけれど、40代には主婦業を半分以上放棄していて、50代には主婦業から引退してしまっていた。これって、ちょっと普通じゃないと思う。

母は持病があったり、夫の素行に問題があったりして気の毒な部分はあったけれど、その事を斟酌しても「人としてどうなの?」と思う部分がある。当時、母は家で家事もせず何をして過ごしていたのだろうなぁ……と今さらながら不思議でならない。

私は結婚するまで母から「あんたは独身だから何も分かっていない。ちっとも私に優しくない。自分も結婚して夫を持ち、子育てをしたら私の苦労が分かる」と言われ続けてきたけれど、むしろ母と同じ立場に立ってからの方が「いやぁ……あれは無いわぁ…」と思うようになった。

今回の入院も母はワガママ三昧を言って過ごすのだろうけれど、今回は気持ち的に随分楽だ。

「母は元から変な人だったんだ。私の接し方が間違っていたからじゃない」と気がついた事が大きいと思う。娘も成長して手が掛からなくなってきたのも助かる。

病院を行ったり来たりとバタバタするの大変だけど、入院してくれている間はある意味安心していられるのは精神的には悪く無い。

本人的には痛くて可哀想だけど、生きるの死ぬのと言った病気でもないし、夫の資格試験や娘の学校行事ラッシュも終わった事だし、あまりシャカリキにならずに付きあおうと思う。

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