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『リトル・マーメイド』を大人視点で観る。

シルバーウィーク2日目は娘と大阪市子ども文化センターの映画会で上映された『リトルマーメイド』を観てきた。

私も娘もディズニー属性が無くて『リトルマーメイド』を観るのは初めて。

幼稚園から小学校低学年くらいの女児は「ディズニープリンセス大好きなんじゃないの?」と思いがちだけど、娘はちっともハマらなかった。

お姫様とかドレスは好きみたいだけど『アナと雪の女王』にしても、他のディズニープリンセス映画にしても「面白かったけど1回観たらいいかな」って感じらしい。

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リトル・マーメイド

リトル・マーメイド
The Little Mermaid
監督ジョン・マスカー
ロン・クレメンツ
脚本ジョン・マスカー
ロン・クレメンツ
製作ジョン・マスカー
出演者ジョディ・ベンソン
サミュエル・E・ライト
パット・キャロル
クリストファー・ダニエル・バーンズ
ケネス・マース
音楽アラン・メンケン
ザックリとこんな内容
  • 海底の世界・アトランティスの16歳の人魚姫・アリエルは地上の世界に憧れていた。
  • ある日、アリエルは海上を航海していた船に好奇心を抑えられず覗き込んで、同乗していた王子・エリックに一目惚れしてしまう。
  • しかし船はアリエルの目前で嵐に襲われて沈没し。アリエルはエリックを助けることになる。
  • 地上への憧れやエリックへの恋心を募らせるアリエルに海の魔女・アースラが忍び寄る。
  • アースラはアリエルに「その美声と引き換えに3日間だけ人間にする」間に、「アリエルがエリックとキスを交わす」という賭けを持ち掛けた。

感想

『リトルマーメイド』はご存知の通り人魚姫のディズニーアレンジ。

ラストがハッピーエンドになる事は覚悟の上で挑んだ。娘はそれなりに楽しんでいて「面白かった」とそこそこの高評価だったけれど、私は微妙な気持ちになってしまった。

娘がヒロインのアリエルみたいに成長したら、確実に泣くと思う。

物語の大筋は『人魚姫』と同じだったけれど、解釈と扱いが微妙に違っていたのが大問題。

アリエルの暮らす世界では「人間は魚を食べるから海の上に上がってはいけない」と言うルールがあった。

しかしアリエルは好奇心を抑えきずに会場に出て「カッコイイ~」と王子に一目惚れして、嵐で海に投げ出された王子を救出する。

アンデルセン版では「15歳の誕生日には海に上がって良い」と言う事になっていて、そこで王子と出会っているのでスタートからして随分違う。

アリエルはその後、周囲の反対を押し切って魔女から薬を貰って人間の足を貰う。この流れは原作とほぼ同じ。

しかし人間になる条件は「3日以内に王子から愛のキスを貰う」という事になっている。たった3日である。そして色々あったけど、王子と結ばれてハッピーエンドって流れ。

アリエルの父王は「寂しくなるな」とか言いながら最後は娘の幸せを祝福するのだ。

控えめに言ってビッチなのでは?

これを現代に置き換えると「行ってはいけない」と禁じられている場所に行き、相手の人となりも知らず「イケメンである」と言うだけで一目惚れ。

男の元へ行くために親の反対を押し切って整形手術。

3日で惚れた男と結ばれて「結婚するわ」と親に事後報告。親は苦々しく思いながらも反対したって、どうにもならないので娘の幸せを祈りつつ、渋々了承……ってところだろうか。

娘が成長して同じことをやらかしたら間違いなく泣くと思う。

だけど、最終的にはそれでも許すだろうし、娘を愛し続けるし手助けもするだろうけれど、たまらぬものがあるだろう。

娘を持つ親としては微妙な気持ち

アリエルは無邪気で一途なプリンセスとして人気があるらしいのだけど、大人目線で見ると「浅はかで尻軽な娘」にしか見えない。

出会ってその日の結婚を決めてしまった『アナと雪の女王』のアナもどうかと思ったけれど、アナは作中で自らの過ちに気が付いている。

しかしアリエルはそのまま結婚しちゃっているのだ。

『眠れる森の美女』のオーロラは好奇心から1度の失敗で眠らされてしまったけれど、アリエルのように何度も周囲からたしなめられてはいない。

『シンデレラ』は以外と努力家・野心家だった。『美女と野獣』のベルは野獣と暮らす事で彼の欠点を含めて野獣を愛するようになっている。

『白雪姫』の場合、王子は命の恩人だった。

『塔の上のラプンツェル』のラプンツェルは旅をする過程で相手を好きになっている。

ファンタジーだし、童話だし……と言うところを差し引いても、アリエルの設定は酷いと思う。

細かいことを突っ込むのは野暮だと言うのは分かっている。ディズニー映画はミュージカル要素が強く『リトルマーメイド』も音楽や映像は素晴らしかった。

夏休みに『ディズニーオンアイス』に行った時も思ったのだけど「人を楽しませるショー」と言う意味では本当に素晴らしいのだ。

……とは言うものの、もう少し物語や人物設定にご配慮戴けるとありがたい。そして娘がアリエルみたいに育たないことを願うばかりだ。

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白い木蓮の花の下で
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