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フードコートの高齢者。

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ここ数年、夫と長距離ウォーキングを楽しんでいるんだけど、ウォーキングの途中にイオン等のフードコートやイートインスペースに立ち寄ることがある。

長く歩く場合、ちょいちょい休憩が必要になってくる。暑い時期は特に涼しい場所でクールダウンしないと身体が持たないので、スーパーで飲み物などを買って休憩させてもらっている。

先日、朝の9時頃にイオンに立ち寄り、飲み物を買ってイートインスペースに行ったところ、開店すぐの時間帯なのでイートインスペースは無人だった。椅子に座って休憩していたら、3人の高齢者がやってきた。1人は車椅子に乗り、1人はシルバーカーを押し、1人は杖をついていた。

3人の高齢者は常連さんらしく、杖をついた高齢者が車椅子の人を良い感じの場所に座らせて自分達も席についた。手にはサンドウイッチとイオンで売っているパックの珈琲。どうやら3人はイートインスペースでモーニングを決め込む仲間のようだった。

3人の高齢者は決して裕福そうではなかったけれど楽しそうにお喋りをして美味しそうにサンドウイッチを食べていた。3人の高齢者を見ていると「こういう老後も悪くないな」と思った。

  • 高齢者は貸し渋りにあって家を借りるのも難しい
  • 老後の資金に2000万円必要
  • 孤独死は悲惨

……などと、老後に関するニュースはネガティブな物が多くて「年取ってもお先真っ暗」みたいな印象を持ってしまいがちだけど、私は高齢者になった時、そんなに裕福でなくても、そこそこ楽しく生きる事は可能なんじゃないかと思っている。

お金は無いよりもあった方がいい。それは間違いない。だけど裕福だから幸せとも言い切れない気がしてならない。

例えば…だけど。緑地公園に行くと東屋で将棋や麻雀を楽しんでいる高齢男性の集団を見かけることがある。彼らは児童公園でゲームをする小学生男子のように楽しそうだ。

大きい公園で働く高齢者の休憩場面に遭遇することもある。公園の清掃だったり、工事現場等の交通整理だったり…高齢者が出来そうな仕事をしている人達がベンチに座って仲間とお喋りしながらお弁当を食べたり、休憩したりしている姿はとても楽しそう。私も将来、働く老人でありたいな…と思うほどだ。

年を取ると惨めだし、お金が無いとお先真っ暗…みたいなイメージは間違ってはいないけれど、年を取っても楽しく生きることはできるし、そんなにお金持ちじゃなくても楽しく生きることはできる気がする。マスコミのネガティブキャンペーンに乗っかって不安になる必要はないのだ。

楽しそうに過ごしている高齢者を見ると年を取るのが怖くなくなってくる。私も楽しく日々を過ごしていける高齢者になりたい。

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日記
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