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職場でヘッドハンティング(笑)された話。

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私が勤務している医療型障害児発達支援センターでは様々な職種の人が働いている。私は保育士だけど、言語療法士、作業療法士、理学療法士、医師、看護師など。

「どの部門が偉い」と言うことはなく、それぞれ欠かす事のできないポジションで、各部門が協力して総合的にお子さん達の成長を支えている。

その中で私が今回ヘッドハンティングを受けたのは調理部。要するに「給食のおばちゃんに転職しませんか?」って話。

給食のおばちゃん…と言っても、職場で提供している給食は特殊な形態が多い。障害を持ったお子さん達の中には嚥下が難しい人もいるので、1人1人に合わせた形態の食事ょ提供している。ミキサー食だったり、刻み食だったり。ちょっと普通の調理よりもナイーブな面があるせいか求人を出しても人がこない。

ちなみに土日は完全に休み。時給も相場より高い。残業はほぼ無いしパートだけどボーナスも出るし社保ある。

調理部の管理栄養士さんも調理スタッフも全員60代。みなさん本気で引退を考えているものの、引継ぎをする人がいないのだ。

「白蓮先生、来年度末も更新するの? 良かったらコッチこない?」とのお話。

なんだか知らないけれど調理の人達は私の仕事っぷりを買ってくれているようで「白蓮先生、すごく気がつくタイプだし、動ける人だからどうかな…と思って」とのこと。

そして誘ってくれたのは「人手が足りないから」ってこともあるけど「その年齢で保育士キツいよね? 残業も多いし大変よね? コッチは残業も無いし今の仕事より楽だよ」って意味合いが含まれていた。

……ちょっと本気で考えちゃったよね!

今の職場に転職してきて今月で丸1年。とりあえず契約している3月末までは働くつもりだけど、続けていけるかどうか微妙だな…と思いはじめている。仕事に慣れてきた分だけ負担が重くなっていて、正直シンドイ。

世の中に楽な仕事なんて無い…って事は分かっているけど、体力的なところはどうにも出来ないからなぁ。そして「シンドイ。もう無理」とか言いながら、今のところ特に病気もせずに過ごしているのが自分でもビックリする。

今の職場の保育士。病欠とか怪我(故障)で皆さんボロボロなのだ。まぁ、その分、欠勤が多くて穴埋めがシンドイから辞めたくなってる…って話でもあるのだけど。

今の政府は異次元の少子化対策だの骨太の対策だのを考えてくれているそうだけど、どうか保育士の数が増えるようにお願いしたい。保育士は常に人手不足。求人を出したとて若い保育士なんて、どこにもいない。

「保育士辞めて、調理パートになろうかな?」と本気で考えてしまうくらいには仕事シンドイ。