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背渡りと運動能力が低下する子ども達。

今年も運動会シーズンがやってきた。最近は春に運動会をする学校が増えているけれど、私の住んでいる自治体は昔風に秋が運動会シーズン。例年、怪我人が続出する。

数年前、組体操が問題視されたことがあるけれど、いまだに組体操をする学校は多く、毎年怪我人が続出する。

娘の中学では伝統的な競技としてクラス対抗の「背渡り」と言う競技が行われる。

背渡りとは?
背渡りとはクラス全員で背渡り馬跳びの姿勢になって連なり、その背中を1人が渡っていく。最後まで駆け抜けた走り役は、すぐに列の最後尾に移動し、馬の姿勢を作り、前に進んでゴールを目指す競技。
動画をアップしている学校があったので参考までに

昔人間からすると、なんてことない競技のように思えるのだけど、娘の中学では怪我人続出の競技になっている。

まず上に乗る子は体幹が強くないと上手に背中を走ることができない。

娘は1年生の時に上を走る役を引き受けたことがあるけれど「もう2度としたくない」と言って今年は引き受けななかった。「下の土台がしっかりしていないと危ない訳だけど、下の土台がフラフラだから怖いし、土台が崩れることもある」と娘。

大人の目線で見ると「それくらい簡単なのでは?」と思うのだけど、今の子達には簡単な事ではないらしい。実際、娘のクラスでは背渡りの失敗で上に乗る子も下の土台の子も、骨と靭帯をやられている。

組体操にしても、背渡りにしても昔人間的には「そんなの昔からやっていた」「誰だってやれる」ってレベルの競技でも今の子ども達には難しいのだ。

もちろん、その一方で本気で何かの競技に取り組んでいるような子達は昔の子どもより特定の能力は高かったりするのだけど、そうでない子達の運動会は親世代が子どもの頃と較べると、驚くほど低下している。

……運動会で怪我のリスクが高い競技は無理してやらなくても良いのでは?

今でこそ娘は勉強に振り切った生活をしているけれど、根っこの部分は体育会系の人間なので運動会の競技で困ることはない訳だけど、娘から話を聞いていると「そこまでしてやらなくても良いのでは?」としか思えない。

特に受験生は嫌なんじゃないかなぁ…。受験シーズンを前に手足の骨折はキツイと思う。いくら若いと言ったところで2、3日では治らないのだもの。

運動会前になると「運動会なんてなくなっちゃえばいいんだ」と呪いの言葉を吐いていた私が言うのもなんだけど、今の子ども達にとって運動会の競技は難易度が高いみたいだ。

昔と今とでは子どもを取り巻く環境が変わり過ぎているので「昔と同じように」は通用しない。公園でボール遊びが禁止されたり「子どもの声がうるさい」とクレームが入る時代なのだから、運動会の時だけ頑張れと言われても頑張れないのは当たり前のこと。

運動会のあり方も今の子ども達の能力を踏まえて、見直しても良いんじゃないかな…と思っているけど、公立小中学校の現場の先生方はどう考えているんだろうなぁ。機会があれば聞いてみたい。

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白い木蓮の花の下で
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