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天切り松 闇がたり 第二巻 残侠 浅田次郎 集英社文庫

次郎に恋を書かせたら、どうしてこんなにベタベタになってしまうのだろう。

なんと言うかか。古き良き日本人の恋……って感じで、とても良かった。あえて旧字体で『戀』と書いてみたいような。「懸想する」という世界が健在なのだ。

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天切り松 闇がたり 第二巻 残侠

ザックリとこんな作品
  • 『天切り松 闇がたり』シリーズ第二弾。
  • 八編の短編から成る。
  • 清水の次郎長の子分・小政登場。
  • 恋愛要素強め。

感想

世間から「あざとい」と言われるほどに、浅田次郎は「人情物」を書く人だが、実は人情物よりも恋愛ものの方が得意なんじゃないかなぁ……と思う。

西洋物にありがちな、バタ臭い情熱ではなくて、淡白な和食を食べて大きくなった日本人の血にしっくり馴染む、忍ぶ恋がとても良いのだ。

このシリーズは、無条件に楽しめる人情物として評価したいだか「大正浪漫を味わう」という意味でも、かなり楽しめると思う。

永井荷風という、大正という時代を彩った文化人が、さりげなく(?)登場するとこも面白い。正直なところ、目新しさは1つもないが、ミーハーな「大正浪漫好き」な人々が想像する「大正時代」が確実にある。

今回は女よりも男の格好よさが際立っていたように思う。。

渋いねぇ。いいねぇ。寿司喰いねぇ……って感じ。安吉親分、素敵過ぎ。思わず「オイラ、一生、親分についていきます」とて、握りこぶしを固めてしまったではないか。

こりゃあ、もうシーリズ最後まで読むしかないな……決意せざるを得ない作品だった。

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白い木蓮の花の下で
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