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停電の夜に ジュンパ・ラヒリ 新潮社

巷ではものすごく評判が良かった……らしい作品。

「こりゃぁ是非、手に入れて読みたいものだ」と思っていて、図書館生活の合間に買う、特別な1冊として購入したのだが、私にはいただけない作品だった。

好評を得たというのは、なんとなく分かるような気がするのだが、駄目だった。どうにも、こうにも受け付けなかった。

少し大げさ過ぎるかも知れないが、ちょっぴり読むのが苦痛だった。

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停電の夜に

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毎夜1時間の停電の夜に、ロウソクの灯りのもとで隠し事を打ち明けあう若夫婦―「停電の夜に」。

観光で訪れたインドで、なぜか夫への内緒事をタクシー運転手に打ち明ける妻―「病気の通訳」。

夫婦、家族など親しい関係の中に存在する亀裂を、みずみずしい感性と端麗な文章で表す9編。ピュリツァー賞など著名な文学賞を総なめにした、インド系新人作家の鮮烈なデビュー短編集。

アマゾンより引用

感想

夫婦とか、家族とか、そういうのが中心になった短編集で、今風と言うのだろうか。

ちょっとお洒落っぽくて、センスの良い文章である。「なるほど現代人っぽい」という人間関係だの、人となりだのは上手いと思った。

作者がインド系のアメリカ人で、民族的なことなども書かれていたのも、興味深く読めた。

描写は鮮やかなので、海外ドラマを見ているような気がするほど、情景が頭の中に、するする入ってくるのも素晴らしいと思った。

だが肝心の物語が私の好みではなかったのだ。

なんと言うんだろうなぁ……。感動のツボを15センチくらいはずしてくれている感じなのだ。

扱っているテーマ自体は、私の好きな類のものだし「ちょっと痛い話」とか「真面目話」は嫌いではないのだが、なんだか薄ら寒いような印象を受ける作品が多くて、読後感が良くなかったのだ。

ひとことで説明するなら「作者の視点が、とてもドライ」なのである。厳しいんである。

まぁ、現実ってのは、そんなもんだと言ってしまえば、それまでなのだが、どうにもこうにも、やり切れない感じがするのだ。

あぁ。しょせん、人間は1人ぼっちで生きるしかないのね。

なんて雰囲気があるのだ。この作品には。

もちろん、それが間違いだとは思わないし、その通りだと思うし、そういう切り口の小説でも好きなタイプの作品もあるのだが、これの作品はいただけなかった。

相手にボールを投げっぱなしにしたような……受け手のことを考えずに、エゴイスティックに投げっぱなしにしているような印象を受けた。

あ。もしかしたら、その辺のところが魅力なのかも知れないなぁ。私は駄目だったけど。

なんとなく、お酒でも飲んで、ふて寝したくなるような、そんな作品だった。

もうちょっと年を重ねて読んだらば、また感想が変わるのかも知れないとも思う。

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白い木蓮の花の下で
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