読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

1人暮らしの高齢者と大量の食料。

記事内に広告が含まれています。

お向かいの奥様から素麺を大量に戴いた。

お向かいの奥様はご主人を亡くして1人暮らし。私が結婚して引っ越してきた頃はお元気だったけれど、最近は身体を悪くされて入院することも多く、何だかんだとお手伝いさせてもらっている。

お手伝い…と言っても、玄関先の掃除とか、玄関先のアスファルトに除草剤まく…とか、可燃ごみにカラスよけネットかける…とか、その程度。

どれもこれも「うちのついでに一緒にやっておく」くらいの話。私の自己満足で「こっそり」やっているのだけど、どうも私がやっていることはご存知らしく「いつもお世話になっているから」と、何か戴き物があったら我が家に持ってきてくれるのだ。

しかし毎度、この戴き物の量が半端ない。

果物も野菜も大抵大きなダンボール箱にみっしりと詰まっている。今回は素麺。ダンボール箱にみっしりと詰まっていた。

1人暮らしの高齢女性にダンボール箱にみっしりと食べ物を詰めて送ってくるのは正直迷惑だと思う。お向かいの奥様は「私1人ではどうにも出来ない」と言っていた。

実際、奥様は足腰が悪くてダンボール箱を動かすことも大変。

大きなダンボール箱が届くと、私が参上して奥様が食べる分だけを置いてきてダンボール箱ごと引き取ってくる。「ダンボール箱捨てるのも手間なのに、ごめんやで」と恐縮されるのだけど足腰の悪い高齢女性にダンボール箱の始末なんてさせられない。

果物とか野菜は我が家もありがたく戴くのだけど、素麺は夫も娘も喜ばないので途方に暮れてしまった。戴き物なので少しは自分ちで食べた方が良いのだろうけど、我が家が直接戴いた訳でもないので素麺の好きな仲良しのご近所さんに、丸っと貰ってもらうことにした。

1人暮らしの高齢者に食べ切れない量の食べ物を送ってきちゃうのって、何なんだろうなぁ。

高齢者と言っても家族と一緒に暮らしていたり、お元気で「まだまだ現役」みたいな人なら良いけれど、移動時はシルバーカーか杖が必須でヘルパーさんに来てもらっている状態の人に重たいダンボール箱を送ってくるのは酷と言うものだ。

……と、毎回思うのだけど、こればかりは私にどうにか出来ることじゃない。これからもお向かい奥様の元に大量の何かが届くたびに「食べてくれそうな人」に配りまくるのだと思う。

お向かいの奥様に大量の食べ物を送ってくる人達が「高齢女性1人の家に大量の食べ物を送っても、かえって迷惑になる」ってことに気が付いてくれることを願わずにはいられない。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
日記
スポンサーリンク