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本当のお金持ちだった同級生のお嬢様の話。

娘から「あの話聞かせて」とねだられる私の思い出話の中に「ものすごくお金持ちの同級生の話」がある。

それは「お母さんはこんなお金持ちと友達だったんだよ」と言う自慢ではなくて「本当のお金持ちって、鷹揚で人に意地悪をしたり、偉そうにしたりしないんだよ」と言う話をする時の引き合いに出したエピソード。

あまりにもお金持ちっぷりが際立っているせいか娘は何度もその話を聞きたがる。

娘は現在小学6年生。

幼い頃は良好だった友達関係にも色々と厄介な問題が出てくる。

同級生の中に「自慢ばっかりする子」がいて、その子の話をする時に「ものすごくお金持ちの同級生の話」がよく引き合いに出されるのだ。

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同級生はお金持ちのお嬢様

ものすごくお金持ちの同級生は転校生で私が小学校4年生だか5年生だかの時に転校してきた。

彼女の家は校区で1番の豪邸。

お屋敷の工事がはじまった時は「どんな人が住むんだろう?」と大人も子どももザワザワしていた覚えがある。

自分のクラスに豪邸の子が転校してくると知った時のワクワク感ったらなかった。

同級生は髪が長くてほっそりとした美人で3人兄弟の真ん中の子だった。兄と妹は私立の学校に通っていて、その子だけが地元の小学校に転入してきた。

私を含めクラスメイト達が転校生の家に遊びに行きたがったのは当然の流れだったと思う。

転校生は控えめな表現でもっても「掃き溜めに鶴」みたいなお嬢様。

おっとりしていて誰にでも優しく「遊びに行ってもいい?」と言うクラスメイト達をニッコリと受け入れてくれた。

床に鯉の泳ぐ豪邸

同級生のお屋敷

同級生のお屋敷

そして私も転校生のお屋敷に招かれることになった。

玄関には当時はまだ珍しかった監視カメラが設置されていて、大きな玄関に通されるのかと思いきや、小学生達が案内されたのは勝手口だった。

ただ、勝手口と言っても普通の家の玄関くらいの規模だったし、父親以外の人間は全員勝手口から出入りているとのことだった。

勝手口から入ったところは台所でお手伝いさんが迎えてくれた。当時、お手伝いさんがいる家なんて、その子の家だけだったと思う。

その豪邸ぷりは当時放送していた『火曜サスペンス劇場』とか『土曜ワイド劇場』でしか見たことのないようなレベルのものだった。

広いリビングの真ん中には白いグランドピアノ。この時、私は生まれてはじめて白いグランドピアノを見た。

そして床の一部がガラス張りになっていて錦鯉が泳いでいた。外の池と繋がていて、鯉は外と家の中を行ったり来たりと悠々泳いでいた。

「お父さんとお客さんが使う玄関」は大理石。子ども心に「こりゃ。子どもは使っちゃ駄目なヤツだ…」と納得した覚えがある。

裏庭には青々として芝生。白い椅子とテーブルが置いていて、コリー犬が放し飼いにされていた。

動物大好き人間の私は庭に出てコリー犬と遊ばせてもらったのだけど、躾の行き届いた賢い子で犬臭い感かなく、ペットショップの匂いがした。

「そんなお金持ちの子なら子ども部屋もさぞ凄いんだろう…」と思いきや、2階の子ども部屋は意外と普通だった。むしろ、当時の贅沢なサラリーマン家庭よりも質素な感じだった。

ただ置いてあるものは「自分ちとはなんか違う」ってことくらいは、小学生にも理解出来た。

お金持ちの同級生とは2年間ほど仲良くしていのだけど、私立中学に進学したので小学校卒業と同時に付き合いが途絶えてしまった。

いま、彼女がどうしているのかは全く知らない。

きっと素敵な奥様になっているのだろうなぁ……と勝手に想像している。

本当のお金持ちは偉そうにしない

当時、超絶お金持ちのお嬢様と友達になった私が知ったことは「本当のお金持ちは偉そうにしない」ってことだった。

彼女が転校してくるまで「クラスで1番お金持ちの女の子」はいつも友達に自慢をして威張っていたものだけど、お金持ちのお嬢様は威張るどころか誰にでも優しくて、偉そうにしているところなんて見たことがなかった。

おっとり…と言うのか、鷹揚な雰囲気で、どこか浮き世離れしているよなうところがあったように思う。

子どもの頃「この子の家はお金持ちなのに、どうして子ども部屋だけ普通っぽいんだろう?」と少し不思議に思っていたけど、自分が親になった今はその理由がよく分かる。

子どもに贅沢三昧させたって、ロクな事にはならない。

きっと同級生のご両親はしっかりした方だったのだと思う。

同級生との交流は途絶えてしまったのだけど、大人になってからも「本当のお金持ち」と仲良くさせてもらった。

みなさんビックリするほど謙虚だし自慢しないし偉そうにしない。

むしろ庶民の私など、そのおっとりさ加減に「ちょ…ちょっと大丈夫ですか? 無防備過ぎやしませんか?」と心配になってしまうほどだ。

娘はまだ自分が生活する範囲の世界しか知らない。

これから先の人生。中途半端にお金を持っている人とワンサカ知り合うと思うのだけど「本当のお金持ちは偉そうにしない」って事を覚えておいて欲しい。

うちはお金持ちではないけれど、娘には謙虚な人であって欲しいな…と思う。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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