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映画『T−34 ナチスが恐れた最強戦車』感想。

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戦争は嫌いだけど戦争映画は好きだ。潜水艦も飛行機もヘリコプターも良い。もちろん戦車も良い。

今回視聴した『T−34 ナチスが恐れた最強戦車』。実は別の映画と勘違いして録画した。

2019年公開のロシア映画。で 第二次世界大戦中、ナチス・ドイツ軍の捕虜になったソ連兵が、たった4人の味方と1台の戦車で立ち向かう姿を描いた戦争映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』だと思い込んでいたのだけれど、まったく別の映画だった。

『T−34 ナチスが恐れた最強戦車』も『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』もT-34 と言う戦車が登場する物語だけど、『T−34 ナチスが恐れた最強戦車』はある意味ロードムービーで、戦争映画とはちょっと違う雰囲気だった。

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T−34 ナチスが恐れた最強戦車

予告動画が見つからなかったので参考までに
T−34 ナチスが恐れた最強戦車
The Bounty
監督 キム・ドラジニン
脚本 ナザロフ・アンドレイ
出演者 アンドレイ・メルズリキン
アントン・クズネツォフ
アグラヤ・タラソワ
公開 2017年 ロシア

あらすじ

1939年、ノモンハンで起きた日本との紛争事件を契機に、砲火に耐えうる強力な戦車の必要性を痛感したソ連は、新たな戦車の開発に着手する。

開発チームは1940年、ウクライナのハリコフにある工場で、最新式の戦車T-34の試作に成功した。

スターリンの立ち会いのもとで閲兵式が近日行なわれることを知った主任設計技師のコーシュキンは、戦車の性能と威力を実地試験すべく、自ら試作機に乗り、はるかモスクワを目指す遠征の旅に出る

しかし情報をつかんだナチスは将来の脅威になると恐れ、戦車を破壊するべく襲撃を計画する。モスクワまで800㎞、2台の戦車を無事に届けることが出来るのか!?

最新鋭の戦車として第二次世界大戦で圧倒的な強さを誇ったT-34の実話を元にした物語。

猛烈なコレジャナイ感

『T−34 ナチスが恐れた最強戦車』は史実を元にして作られているらしいのだけど、どの部分が実話なのかは不明。T−34がハリコフからモスクワまで800キロを自走して移動したがどうかも正直謎。

ただし副題に「ナチスが恐れた最強戦車」とあるようにナチスドイツがT-34を警戒していたのは本当のこと。

だけどこの映画…邦題と内容がまったく合っていないのだ。この作品の中に「最強戦車」の香りはしないし、突っ込みどころ満載のロードムービーって感じだった。

戦車が好きで、なおかつ「B級映画でもOKです!」と言う許容力があるなら視聴するのもアリだと思うけれど、期待して挑むとガッカリすること請け合い。私も非常にガッカリした。

物語の都合上、女性がモスクワまで同行することになるのだけれど、途中で盗賊に襲われ、女性は人質に取られ、戦車2両を放棄して全員が身柄を拘束される……なんて展開がある。

……女性が登場するのが駄目だとは言わないけれど、あの時代のソ連でそれは無いと思うし、リアリティがなさ過ぎる。

ロードムービーを撮りたかったのか、女性を絡めたドラマを撮りたかったのか、それとも単純にカッコイイ戦車が撮りたかったのか、ブレブレになっていて見どころがよく分からない残念な作品に仕上がっている。

ベースの物語が残念過ぎて「戦車カッコイイ」くらいしか褒めるところが見当たらなかった。ただ映像的には、そこまで悪くもないので「とにかく戦車が好きなんだ」って方なら楽しめるとは思う。

とりあえず気を取り直して観たいと思っていた『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』の方を改めて観てみたいと思う。

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