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シャトゥーン ヒグマの森 増田俊也 宝島社

北海道が舞台の動物パニック小説。

私が愛してやまない吉村昭『羆嵐』と比べて評されることが多いので、気になって手に取ってみた。

「巨大な動物に襲われる」と言うのは、小説や映画のテーマとしては普遍的なものなのだと思う。

比較的、良い作品が多いような気がしていたのだけど、正直なところこの作品はイマイチだった。

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シャトゥーン ヒグマの森

マイナス40度も珍しくない極寒の北海道・天塩研究林。そんな土地に立つ小屋に集まった、学者や仲間たち。

そこへ雪の中を徘徊する体重350キロ、飢えて凶暴化した手負いの巨大ヒグマ、“シャトゥーン”ギンコが襲いかかる!次第に破壊される小屋。

電話も通じない孤立無援の状況下から抜け出すことは出来るのか!?

アマゾンより引用

感想

吉村昭と比べて…と言う訳ではない。根本的にいただけない作りだったのだ。

何がいけないかって、ものすごく恐い動物がいて、残虐に喰い殺されていく場面が延々と繰り返されるだけのお話だったって事だろう。

この作品にスピルバーグの『ジョーズ』の怖さはない。スプラッタホラーで有名な『13日の金曜日』のノリに良く似ている。

1人目が殺された時はは「熊って怖い…」と思ったものだが、ほぼ同じパターンで続々と人が殺されていく過程で怖くもなんともなくなってしまった。

そして「ああ、そうですか。そうですね。やっぱり喰われちゃいますよね」と「飽き」を感じるようにさえなってしまった。

自然を守ろうとするあまり狂信的な方向に走ってしまった人の話があったり、自然環境が破壊されている実態を書いていたりして、それなりに努力しているというか一刀両断に「駄作である」と決めつけるのは忍びない部分もある。

しかし小説として読むとレベルの低いB級スプラッタとしか言いようがない。

面白くなかったと声高に叫ぶのは心苦しいのだけれど、読んだ後に「ツマラナイ物を読んでしまったなぁ」と、つぶやかずにはいられなかった1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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