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漢方小説 中島たい子 集英社

「なんだか変わった題名だなぁ。今時の癒し系小説かな?」と思って手に取ってみた。

予想通り「今時の癒し系小説」だった。物語自体は大したことがないし、ものすごく面白いとは言い難かったけれど「漢方薬のウンチク話」として読むのなら、そこそこ面白い1冊だった。

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漢方小説

ザックリとこんな内容
  • 31歳独身の脚本家みのりは、元彼の結婚話を聞いて以来、原因不明の体調不良に陥ってします。
  • みのりの行き着いたのは漢方診療所。
  • 身体が回復していく中、みのりは自分自身を見つめ直していく。

感想

私は「今時の癒し系小説」の類が好きじゃない。

それなのに、何故この作品に限って手に取ってみたかと言うと、私自身、子ども時代に難病を患い、数年間、漢方薬を飲んでいた時期があったのだ。そのため、なんとなく懐かしくなって手に取ってしまった。

漢方医の診療の様子なんかは「そうそう。そんな感じだった」と、思わず相槌を打ってしまった。医学と言っても、東洋医学は西洋医学とは考え方が随分と違う。

自分を含めて、家族やなんかも存分に西洋医学の恩恵を受けてきたので、西洋医学を否定するつもりはサラサラ無いけど、東洋医学も良いものだ。のんびりしていると言うのか、気が長いと言うのか。

東洋医学の考え方は比較的穏かな国民性を持つ日本人には合っているんじゃないかなぁ……と思う。

面倒臭いけど、薬を煎じて飲んだり(この作品に出てきた漢方薬は粉薬だったけど)、食べ物に気を使ったり、治療というより「養生」と呼んだ方がしっくりくるような方法で身体を治すのも良いものだ。

ちなみに私の漢方薬生活は「なんとなく」終わってしまった。漢方薬を飲むキッカケになった病気が治癒したからである。

だけど、その当時は一般的な病院での治療の外に「加持祈祷以外」の事なら手当たり次第に試していたので漢方薬が効いたから治ったのかどうかは定かではない。

ちなみに、この小説のヒロインは「漢方薬と東洋医学が効いたから」的な感じで治癒している。

漢方薬や東洋医学の軽いウンチク本として読むならいいかも…とは思うものの、小説としては少し弱いかな…と感じた1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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