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花桃実桃 中島京子 中央公論新社

女中譚』と『小さいおうち』がとても気に入ったので「これからは、この中島京子を追いかけていこう」と張り切って新作を読んだのだけど見事に肩透かしを喰らってしまった。

面白くない訳ではなかったのだけど「毒にも薬にもならない本」だった。

半年もすれば登場人物もあらすじも忘れちゃうであろう、そんな作品。

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花桃実桃

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43歳シングル女子、まさかの転機に直面す―会社勤めを辞め、茜は大家になった。父の遺産を受け継いだのである。

昭和の香り漂うアパート「花桃館」で、へんてこな住人に面くらう日々が始まって…。

若くはないが老いてもいない。先行きは見通せずとも、進む方向を選ぶ自由がある。人生の折り返し地点の惑いと諦観を、著者ならではのユーモアに包んで描く長編小説。

アマゾンより引用

感想

43歳でリストラされたパッっとしないヒロインが亡父が残してくれた昭和臭ただろうアパートの管理人となり、そのアパートで出会った人々との物語。

ひと言で片付けてしまうならスイーツ小説だと思う。

女性視点で読めば、そこそこ口当たりの良い話。だけどそれだけなのだ。それ以上でも、それ以下でもない。

私はこの路線の作品に心底うんざりしているのだけど、この路線って出版されている数が多いところをみると需要は多いのだろう。

『小さいおうち』が面白かっただけに、なんだか残念でならない。

そういえば私が初めて手に取った作者の作品『桐畑家の縁談』もこの路線だった。

今後、こっち路線の作品を書いていことしているのなら、もう追いかけるのは止めようと思うのだけど、どうなのだろうなぁ……。

作家にも色々なタイプがあって1つのテーマや路線をずっと追い続けていく人もいれば、色々な路線を器用に渡り歩く人もいる。どちらが良いとか悪い言うものではない。

だけどその作家に惚れ込んでいない場合、作品の路線が変わると面喰ってしまうし、場合によってはついて行けない。この作品の場合、私はは完璧につてい行けなかった。

映像化しても良さそうな話で、好きな人もいるだろうけれど、私は面白いと思えなかった。

出来ることなら毒にも薬にもならない「ちょっといい話」ではなく、心にどっしりとくるような作品が読みたい。

期待していた分だけガッカリ感の大きかった作品だった。

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白い木蓮の花の下で
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