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映画『チェイサー』感想。

ケーブルテレビでカーチェイスをしているCMを観て「なるほど。女性が主人公のカーチェイス映画か」と録画してみたのだけど、ビックリするほどのB級映画だった。

アクションはそれなりに派手だけど「どうしてこうなった?」としか思えないほどの残念な出来栄え。

ちなみに原題は『Kidnap(誘拐)』。

『チェイサー』の場合は謎の邦題を付けるよりも題のままでも良かったんじゃないかと思ったりする。

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チェイサー

チェイサー
Kidnap
監督ルイス・プリエト(英語版)
脚本クネイト・リー
製作ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ
エリク・ハウサム
ジョーイ・トゥファーロ
グレゴリー・チョウ
ハル・ベリー
エレイン・ゴールドスミス=トーマス
製作総指揮ビル・ジョンソン
ジム・セイベル
アラ・ケシシアン
D・J・グゲンハイム
ドリス・プファードレッシャー
マイク・ドレイク
トッド・トロスクレア
クネイト・リー
コリン・ベイツ
デヴィッド・ダイナースタイン
ジェイソン・レスニック
ウィリアム・サドライエ
出演者ハル・ベリー
セイジ・コレア
クリス・マクギン
リュー・テンプル
音楽フェデリコ・フシド(英語版)

あらすじ

主人公のカーラ・ダイソンはシングルマザー。レストランのウェイトレスとして働いていた。

カーラの息子フランキーは6歳。元夫との親権をめぐって争っている最中。

ある日、カーラはフランキーを公園へ遊びに行く。弁護士から電話がかかってきたカーラはフランキーと繋いでいた手を一瞬離してしまった。ふと気が付くと、フランキーがいなくなっている。

カーラが窓の外に目をやると、一組の男女がフランキーを車に押し込む姿があった。カーラは自動車にしがみついたが、振り落とされてしまった。

警察に連絡したいとスマホを探すが自動車にしがみついた時に紛失。警察を頼れないと思ったカーラは、自らの手でフランキーを取り戻す覚悟を決め、犯人追跡をはじめる。

感想

働きながら子育てを頑張るシングルマザーが主人公。親権抗争中で楽な暮らしではないけれど、子どもとささやかな幸せを噛みしめる毎日…と言う、アメリカ映画ではありがちな滑り出し。

そこに唐突過ぎる誘拐が起こる。多くの人がこう思うのではなかろうか。

「いやいや。貧乏人の子どもを誘拐するとか、普通に考えてメリットないでしょ? もしかして父親の仕業なんじゃ?」

私も夫も「これは親権争いが原因のドラマだな?」と思ったのだけど、親権争いとか全く関係なかった。

原題の『Kidnap(誘拐)』で公開されていたら、そうは思わなかっただろうけど、無駄にドラマを期待させておいて、誘拐劇がスタートする。

カーチェイスは比較的派手。

「よっ!これぞアメリカアクション」って感じなのだけど、見知らぬ人を巻き込んで跳ね飛ばすは、警察官に大怪我させるはで、かなり酷い。だけど、ヒロインのカーラは「人命救助とか関係ねぇ」とばかりに、ハンドルを握って車をぶっ飛ばしていく。

人の命は平等…ではなく「我が子命だけが大事」と言う、ある意味ものすごく潔い設定。

なんと言うか…わざわざ一般人に怪我をさせる描写は必要だったのかと問い正したい衝動に駆られてしまった。

カーチェイスがあったり、犯人と直接対決があったりと、子どもを取り返すための大立ち回りが何度もあって、最終的にカーラは我が子を取り戻す。

とりあえず「母は強し」って感じなのだけど「なんか引くわぁ~」って感じだった。

私が「なんか引くわぁ~」と思ってしまったのは、カーラの描き方が残念だったからだと思う。

途中、カーラは何度か発狂するのだけれど「いやいや。めっちゃ怒ってるけど、それは自分が悪いのでは?」みたいな失態が多くて、八つ当たりしているオバサンにしか見えなかったのだ。

「母は強し」と言うよりも、八つ当たりオバサンにしか見えなかったため「悪人と戦う母カッコイイ」と言う風には思えなかった。

それなのにラストでは「誘拐犯から我が子を子どもを救った英雄」と言うテロップが流れてしまう不思議。

設定とか脚本が残念過ぎたのが敗因だと思う。

こんなに予算かけて映画撮ったのに、どうしてこんな残念な作品に仕上がってしまったのか?

私は声を大にして言いたい。『チェイサー』は設定もアクションも大したものだけど脚本が残念過ぎるクソ映画である…と。

久しぶりに映画で大きくハズしてしまった。世の中には面白くない映画も沢山あるのだなぁ…とある意味勉強になった作品。人にはとてもオススメ出来ない。

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白い木蓮の花の下で
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