読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

映画『ビハインド・エネミーライン 女たちの戦場 』感想。

最近、映画と言うとケーブルテレビ頼みになっていたのだけれど、久しぶりに家族でTSUTAYAに。

『ビハインド・エネミーライン 女たちの戦場 』は前評判等、全く知らなかったのだけど、美女が武器を持っているジャケットと「ナチス・ドイツに戦いを挑んだ女たち」と言うキャットコピーに惹かれて借りてみた。

まったくの偏見ではあるのだけれど、ナチスドイツをテーマにした戦争映画は打率が高い。

「女性がナチスドイツと戦うなんて、設定だけでそそる…」と借りてみたのだけれど、残念ながら私が想像していたような路線の作品ではなかった。

スポンサーリンク

ビハインド・エネミーライン 女たちの戦場

ビハインド・エネミーライン 女たちの戦場
監督エド・アーレンバーグ
脚本アクセル・メルツェナー
ジュリア・ピーターズ
エド・アーレンバーグ
製作ルー・バインダー
出演者ラース・ドプラー
サイモン・ハンガートナー
クラリサ・モロシャー
アントニア・ランゲノール
アンドレアス・ザーン
音楽アイケ・ホーゼンフェルト
ザックリとこんな内容
  • 物語の舞台は1941年10月、ウクライナ。
  • ナチスとソ連軍の激戦が続く中、ドイツ軍小隊が本隊とはぐれ、敵地である山中の寒村を占領する。
  • その村は、男はすべて戦地に行き、女と子どもと老人しかいなかった。
  • 恐怖から逃れるため、ドイツ兵に身を任せる女。ソ連に忠誠を誓い、脱出の機会を窺う女。女達はそれぞれ自分の考えのままに行動する。
  • そしてドイツ人少尉が女を絞殺した事を機に、1人の女がドイツ軍少尉を刺殺。
  • 少尉を殺された兵たちは、虐殺を開始。
  • 女たちは生き残るため、決死の戦いをドイツ軍に挑むが…。

感想

「ナチス・ドイツに戦いを挑んだ女たち」と言うキャットコピーが付いていたけれど、まったくそんな物語ではなかった。

村にやって来た軍人達はドイツ軍ではあるけれど、一般的な戦争映画で観るような「規律正しいドイツ軍の軍人」って感じではなく、チンケな下っ端集団って感じ。

そして村に残った女達も「村と我が子を守るため戦う女達」って感じではなかった。

仲間が殺されてなお「みんなで協力しよう」と言う意識がなく、それぞれ自分の感情のまま自分勝手に動いていく。

  • 自分にとって大事な人が殺される→ブチ切れて銃を取る

……延々とこの繰り返し。そして、当然だけど訓練されたドイツ兵に惨殺されまくる。

ただしドイツ軍も訓練が行き届いた連中ではないので、特攻隊のように農機具を振り回すような戦い方をる女達に殺されたりもする。

もう最初から最後まで全編、ブチ切れた人達の殺し合いだった。

「ナチスドイツへの抵抗」とか「人間の尊厳をかけた戦い」とか、そういうノリではなく、ただただ殺し合いって感じ。

第三者視点で観ていると「どうしてみんな自分勝手に動いちゃうの~」とイライラする場面が多かった。

同じ村で暮らしている人間同士なのに、女達は互いに協力しようとしないのが謎過ぎだった。自由にもほどがある。

だけど、それについてはドイツ軍の面々も全く同じで「ちょっと男子。ちゃんとしてよ」みたいに気持ちになってしまうほど、いちいち駄目な感じ。

あえて良いとこを探すとするなら、女達はロシアンタイマー発動前のロシア美人で固めているので「武器を持って戦う姿が綺麗だなぁ」とは思ったけれど、正直それだけの映画だった。

ただ「実際の戦争ってこんな感じなんだろうな」とも思った。

どの戦争でも、軍人が民間人を殺すことがあっただろうし、軍人と言っても戦いのプロではなく、一般人からの寄せ集めだったりすると「戦争」と言うよりも「殺し合い」みたいな感じになるんだろうな…と。

「戦争の残酷さを描いた作品」と言う意味ではそれなりに価値があるとは思うのだけど、観ていて面白い作品ではなかったし、ロシア美人を愛でる以外に見どころのない残念な映画だった。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
映画
スポンサーリンク
白い木蓮の花の下で
タイトルとURLをコピーしました