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本気で子どもを増やそうと思っていない国。

現在、私は「そろそろ外に出て働きたいな」と言う気持ちになっている。

娘が幼稚園の頃から在宅ワークで繋いできたのだけれど、以前ほど稼げなくなっているし、娘も手が掛からなくなってきたので、本気で仕事の事を考えはじめた。

お金のことだけ考えれば、CADの復帰講習を受けてCADの仕事をするが手っ取り早いのだけど、今は家族のことが1番だと思っているので「家の近くで働けるおばさんのパート」を希望している。

近所の人に「そろそろ外に出て働きたいんだよね」みたいな話をしたところ「子育て支援員の講習受けてみない?」と誘われた。

実のところ先日の出来事から「子ども関係の仕事は無しだな」と思っているのだけど、聞き覚えのない制度だったので、気になって、ちょっと調べてみた。

子育て支援員とは平成27年にスタートした「子ども・子育て支援新制度と共に設定された制度。

国が定めた研修を受けると「子育て支援員研修修了証明書」が交付され、保育園の補助的な仕事だの、子育て施設での仕事に従事する事が出来るらしい。

現在、日本では介護と保育の仕事をする人が圧倒的に不足している。

私の住んでいる地域でも、ちょっとしたホテルでお茶とケーキがついてきて「保育士に復帰したい人のためのフェア」みたいなものが開催されたりしている。

「子育て支援員は保育士不足をどうにかしたい」ってことでスタートした制度だと思うのだけど、斜め上を行く発想に呆れ果ててしまった。

「保育士が足りない」と言っても保育士の資格を持っている潜在保育士は掃いて捨てるほどいる。

特に私達のような団塊ジュニア世代の女性は女子大・短大全盛期。

「とりあえず短大でも行って幼稚園の先生か保育園の先生になったらいいんじゃない?」的な価値観があったので、同世代の女性で保育の資格を持っている人は多いのだ。

だけど子育てが一段落した女性達は保育の現場に戻らない。

保育士は仕事がキツイけど給与が安いと知っているからだ。

正社員の保育士でさえ「給与が安い」と言われているのに、新しくスタートした「子育て支援員」は保育士の下の扱い。当然ながら保育士以下の給与しか貰えない。

ちなみに。政府が想定している子育て支援員の給与はフルタイム勤務で年収250万円。

……この資格を取りたい人がどれくらいいるんだろうか?

数年前に「保育園落ちた。日本死ね」って言葉が流行したけれど、私は日本と言う国が本気で少子化対策に取り組んでいるとは思えない。

もしかすると子育て支援員制度は「とりあえず前に進んでいます。ちゃんとやってます」的なアピールとしての制度なのかも知れない。

日本はますます子どもが減って老人の国になっていく。

現役で子育てしている世代の人や、これから子育てをする世代の人には同情を禁じ得ない。

だけどどんなに文句を言ったところで、国民が選挙で選んだ政治家が決めた流れなのだ。

やっぱり選挙は行った方がいいとつくづく思う。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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