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フラワーズ 谷村志穂 角川春樹事務所

あまり期待していなかったのだけど、予想外に面白くて吃驚してしまった。

久しぶりにに「いっき読み」をしてしまったほど、物語に熱中させられた。

お話自体は「そりゃぁ、ちょっとやり過ぎでは?」としか言いようのない設定だったし、百点満点で言うなら70点くらいの評価しかつけられない出来なのだけど、勢いのある良い作品だと思う。

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フラワーズ

マコトは、〈SWEET GANG〉というラジオのパーソナリティをつとめる25歳。週末に、女友達とクラブに繰り出す彼女には、誰にも内証にしている秘密がある。それなのにある日、番組スタッフで使い走りの総介には、そのことを話してしまう。彼といるとなぜだか落ち着くのだ。彼女の恋の行方は? 自分らしく生きることとは?

アマゾンより引用

感想

主人公は「25にもなって処女」ってことに悩んでいる、ラジオのDJ。どちらかと言うと蓮っ葉な雰囲気で、だからこそ「処女である自分」が余計に苦痛。

この設定を読んだ時は「なるほど。よくある『私探しの旅』みたいな話な訳だね」と思っていたのだけど、予想と全然違っていた。

ちょっと、ここから先はネタばれ込みで書かせていただこうと思うので、ネタばれが嫌いな方はご遠慮ください。

途中までは処女云々の話を引っ張っておきながら、結果的に言うと主人公は非処女だった。

むしろ「ビッチ」と呼ばれるような女だったらしい。

それが、どうして処女だと思い込んでいたかと言うと、マインドコントロールによって記憶を書きかえられていたということだった。

突拍子もない話で、吃驚したのなんのって。唖然としたけれど「まぁ、これは、あくまでも小説なんだから無茶な展開もアリか…」と納得してしまった。

納得させられるくらい文章に勢いがあったのだ。

最終的に主人公は本当の自分を知り、人々の助けによって立ち直るのだけど、ラストまでの展開が非常に清々しくて良かった。

主人公を手助けしてしてくれた何人かの人達が、いい人達で「人間っていいなぁ」なんて事を思った。

ただ、あまりにもシンデレラ的なラストはちっょとなぁ…と思った。

聡介は、ただのADのままでいた方が良かったような。

なんだか目茶目茶な話だったのだけど、グイグイと読ませてくれる力のある作品だった。

私はこの谷村志穂の作品を読むのは5冊目なのだけど、5冊目にして「もしかしたら谷村志穂とは相性がいいのかも」と思いはじめた。

「凄い作品とも思わないのだけど、なんか好き」と言えるのは、自分と作家さんとの相性だと思う。

作品数の多い作家さんなので、もう少し色々と読んでみようかと思う。

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白い木蓮の花の下で
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