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バルセロナにおいでよ 外尾悦郎 筑摩書房

作者である外尾悦郎は、ネスカフェ・ゴールドブレンドCMにも登場した違いが分かる男…もといサグラダ・ファミリアの主任彫刻家である。

サグラダ・ファミリアはかの有名な建築家アントニオ・ガゥディが設計した教会。建築に興味のある人なら1度は訪れてみたいと思う建築物ではないかと思う。

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バルセロナにおいでよ

スペインのバルセロナ。この街のガウディ建築、サグラダ・ファミリア教会で、だだ1人の日本人彫刻家として石を彫る外尾悦郎。

13年前、ふらりとこの土地にたどりつき、バルセロナの魅力を思う存分味わった著者ならではの、バルセロナ案内記。

アマゾンより引用

感想

この作品は外尾悦郎が、スペインへ移住しようとしている友人に向けてスペインの暮らしについて書き綴る……という手紙の形式がとられていて「縦書き」ではなく「横書き」だったりする。

私の個人的な好みだと、日本語は縦書きの方がしっくりくるのだが手紙形式の場合は、横書きも悪くないなぁ…と思った。

私自身、友人とやりとりする手紙は、ほとんど横書きなのだ。縦書きで手紙を書くなんて、よほど目上の人か、改まった礼状を出す時くらいである。

スペインに住む友人からの手紙を読む…というシュチュエーシュンは成功だったと思う。

外尾悦郎はプロの文筆家でなく、彫刻家なので、とりたてて文章が面白い訳ではない。

スペインの文化や芸術を学びたいと思って読むには物足りないかも知れないが観光ガイドブックより、一歩進んだスペイン案内として読むのなら充分に楽しめる1冊だと思う。

スペインでの家の借り方、病気になった時の対処、買い物、食事、人付き合い等、居住者ならではのスペイン話が面白かった。

私が、いっとう「いいなぁ」と思って読んだのはスペインの軽食堂「バル」についての話だった。

「バル」は食事をするだけの場所ではなくて、道をたずねたり、トイレを借りたりできるスペイン人にとっては、馴染みの深い場所なのだと言う。

軽くコーヒーを飲んだり、食事時にビールやワインを楽しんだりできるらしく日本には無い形の軽食堂で、そこに行けば、いつも誰かがたむろしていてスペイン人にとっては、ただの軽食堂ではなさそうなニュアンスがあるようだ。

日本だと喫茶店と居酒屋をミックスした形のようなもの……だろうか。ちょっと行ってみたいなぁ……と思った。

この本は友人が貸してくれたので読む機会に恵まれたのだが、そうでなければ手に取らなかったと思う。

活字が少ない割に1冊1100円もするのだ。

手軽に知識を得るには、もってこいの1冊だが、微妙に手を出しにくいお値段である。どうしても必要なものなら、それでも買ったり、図書館へ行くのだが「特別必要でないが、あったら楽しいもの」というのは、少し贅沢な感じがする。

もちろん、これは本の話しに限ったことではないのだけれど。

違いの分かる男「外尾悦郎」に、なぜだか親近感を感じてしまった1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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