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ししゃも 仙川環 祥伝社

リストラで故郷の北海道へ帰郷したOLが「ししゃも」で町おこしをする物語。

軽くミステリー要素が入っているけれど、ジャンルとしてはエンターテイメントになるのかな。

「THE2時間ドラマ」という感じの作品だった。

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ししゃも

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リストラされて失意のうちに故郷北海道の三宅町に帰ってきた川崎恭子は、水産試験場で実験養殖中の虹色に輝く、極美味なししゃもに出会う。

元大手商社ウーマンの魂に火が点いた恭子はその事業化に奔走。過疎化の進む町を救おうとの思いだが、恭子の暴走に町民たちの思惑が絡み、さらに虹色ししゃも開発者が突然行方知れずに。

意表を衝く急展開の失踪ミステリー。

アマゾンより引用

感想

「町おこし」というテーマは小説にしやすいような気がする。

読んでいて不快感を持つことはないし、主人公の性格がよほど気に食わない……なんて事でもない限り、読者は主人公と町の人達を応援することができる。

「みんなで力を合わせて頑張る」という物語を疑似体験するのは、悪い気がしないものだ。この作品も、まさそんな感じだった。

読んでいて、そこそこ気持ちが良いし面白かった。文章も軽めで読みやすいと思う。

だけど……それだけだった。

なんとなく2時間ドラマを観ても、よほどの作品で無い限りは「これって、けっこう良かったね」なんて言っても、3日もすればすぐに忘れてしまう。

この作品も、たぶんそうやって忘れてしまうのだと思う。面白くない訳ではないのだけれど、いまいち「これだ!」と言う個性も無ければ、パンチも無かった。

良くも悪くも印象に残らない100点満点の75点の作品。

エンターテイメント作品を書く作家さんで、そこそこ名の通っている人(たとえば浅田次郎とか荻原浩とか万城目学とか)と「それ以外の作家さん」との違いの大きさを今回は実感させられた。

エンターテイメント性の強い小説って、何かというと「あざとい」とか「漫画的」とか言われがちだけど、それでもなお「心に残る作品」を書ける作家さんって凄いんだなぁ……と。

「面白いエンターテイメント小説」と「それ以外の小説」の間には線引きがあるように気がする。残念ながら、この作品は「それ以の小説」に含まれる。

決して悪くはないのだけれど、良くもない。

1作品しか読んでいない時点で作者の仙川環を云々言うことは出ないので、気が向いたらまた別の作品を読むかも知れないけれど、この作品については軽く残念だったと思う。

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白い木蓮の花の下で
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