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神様がくれた指 佐藤多佳子 新潮社

この佐藤多佳子の作品は、けっこう好きかも……なんて思っていたのだけれど、あまり好きぢゃないかも知れない。

はじめて読んだ『しゃべれどもしゃべれども』が気に入ったのだけど、ニ作目も、今回もイマイチ。イマイチ。

佐藤多佳子さんの書く作品も分類的には「ヤングアダルト」になるのだろうか。中途半端さ加減に、どうしてもついていけなかった。

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神様がくれた指

出所したその日に、利き腕に怪我を負ったスリ。ギャンブルに負けて、オケラになったタロット占い師。

思いっ切りツイてない二人が都会の片隅でめぐりあった時、運命の歯車がゆっくり回り始めたことを、当人たちはまだ知らない。やがて登場するもう一人がすべてを変えてしまうことも――。

「偶然」という魔法の鎖で結ばれた若者たち。能天気にしてシリアスな、アドベンチャーゲームの行方は。

アマゾンより引用

感想

女装の占い師(性同一性障害ではなく仕事のためにしている)と、スリの男がメインになって物語を引っ張っていくのだけれど、占い師にもスリにも共感できなかった。

だいたいからして「スリ」という職業がイマイチ魅力的に感じない。

所詮は犯罪者。所詮はチンケな盗人である。なのに職人として扱われているあたりが、どうにもこうにも。

そして、その他の登場人物も甘すぎていただけなかった。犯罪者になってしまうほど、歪んだ育ち方をした人間が出てくるにしては、物語の奥行きが感じられなかったのだ。

どうやら私は「ヤングアダルト」って分類の小説とは、とんと相性が良くないらしい。

軽いジュニア小説ほどエンターテイメント性もなければ、純文学の厳しさもなく、ものすごく物足りない感じがするのだ。

そして、何故だかしら「恵まれた現代人の気だるい読み物」という気がする。

行間から叫びが感じられない、生温い読み物と言うか。それほど数を読んだ訳ではないので、断定することは出来ないのだけれど「活字離れ」を象徴するようなジャンルのような気がしてならない。

否定するつもりはないけれど、少なくとも私の好みではないなぁ。この類の代物は。

「ヤングアダルト」に対して、いささか否定的な意見を持っている私ではあるけれど、このジャンルに分類される作家さんって、題名のつけ方の上手い人が多いような気がする。

気のせいかも知れないけれど。だから、つい手に取ってしまうのだなぁ。

今回もそうだったし。そして、これからも失敗し続けていくような気がする。いいかげん学習しなくては。

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白い木蓮の花の下で
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