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映画『キューブ』感想。

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『キューブ』は公開された当初、話題になっていた記憶がある。

取り立ててこれと言った理由はなかったのだけど、今まで何となく見逃してした。ケーブルテレビで放送があるのを知り、夫が猛烈に推してくるので視聴することに。

視聴する時、前知識はほぼゼロ。「なんだか分からないけど閉じ込められた人達が脱出する映画」くらいの認識で挑んだ。

今回は軽くネタバレを含むので、ネタバレがNGの方はご遠慮ください。

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キューブ

キューブ
Cube
監督 ヴィンチェンゾ・ナタリ
脚本 ヴィンチェンゾ・ナタリ
グレーム・マンソン
アンドレ・ビジェリク
製作 メーラ・メー
ベティ・オア
製作総指揮 コリン・ブラントン
出演者 モーリス・ディーン・ウィント
デヴィッド・ヒューレット
ニコール・デボアー
音楽 マーク・コーヴェン
ザックリとこんな内容
  • 目が覚めると謎の立方体(CUBE)に捕らえられていた。
  • キューブに閉じ込められた人間は7人。
  • 誰が何の目的で閉じ込めたのかも分からないまま、閉じ込められた人達は死のトラップが張り巡らされたこのキューブからの脱出しようと試みる。

感想

「密室」とか「脱出」ってテーマは映画の王道だと思う。古い映画だとエレベーターとか、潜水艦なんかが多かったように思う。

個人的に、密室&脱出映画はドンと来やがれの大好物。

密室映画の醍醐味は「脱出が成功するまでの経緯」ではなくて、人間の本性を炙り出していくところにあると思っている。

『キューブ』は今までの密室&脱出映画と少し違っていて「謎解き」の要素が組み込まれている。

ここ数年、巷では脱出ゲームが流行っているけれど、思えば『キューブ』も脱出ゲームの流行の火付け役になっているもかも。

登場人物達が閉じ込められたのは謎の立方体。ちなみにこんな感じの設定。

  • 一辺が約4.2mの立方体の小部屋が集まって出来た立方体。
  • 小部屋の上下左右前後の六面は全く同じ構造・デザイン。
  • 一つの面は囲の字で、中央に正方形のハッチ式扉が一つ、井の形に2本の細い梯子が縦方向・横方向共に埋め込まれている。
  • 立方体の小部屋には罠が仕掛けられているものがあり、罠にハマると死ぬ。
  • 扉には謎の数字が書かれていて、数字には意味がある。

登場人物の中には大学の数学科で学ぶ学生(女性)がいて、扉に書かれた数字が脱出のヒントになっている事に気づき、脱出方法を解読していく。

人間生を炙り出していく

私は脱出ゲームの面白さは、極限状態に閉じ込められた人間の本性が炙り出されていくところにあると思っているのだけど『キューブ』の登場人物のラインナップはこんな感じ。

  • 警察官の黒人男性。バツイチで子ども2人。
  • 精神科医をしている中年の独身女性。
  • 数学科で学ぶ女子学生。
  • 脱獄犯。7つの刑務所から脱獄し、“アッティカの鳥”の異名を持つ。
  • 無気力な独身男性。脱出は熱心じゃない。
  • スキンヘッドの男性。いきなり死ぬのでどんな人は不明。
  • 精神病を患っている男性。全員の足を引っ張ってしまう。

密室&脱出脱出映画の場合、犯罪者、警察官、女性は構成メンバーとして欠かせない感があるけれど、そこに精神病を患っている人を加えたのは新しいと思った。

極限状態なのに、自分達の足を引っ張る存在がいる…と言う状況は作品に緊迫感をもたらすと同時に、人間の本性を炙り出していくのにも一役買っている。

「みんなの足を引っ張るから置き去りにしよう」と言う意見も出てくるし「人として、そんなことは出来ない」と言う意見も出てくる。精神病を患ってる登場人物がどうなるかは映画を観て確認して戴きたい。

ちなみに『キューブ』は制作費が5000万円の低予算映画。言われてみれば舞台装置はほとんど変わらないので大掛かりなセットもロケも必要ない。

最近だと日本でも『カメラを止めるな!』が低予算映画として話題になったけれど、映画を作る人のアイデアと工夫って凄いな…と感心させられた。

延々と似たような映像が続く作品なのだけど、飽きる事なく楽しむことが出来た。

私は謎解きが苦手なので、そちらかの側面で感想を書く事が出来ないのだけど謎解きが好きな方なら違う側面からも楽しめるかと思う。

見応えのある面白い作品だった。

 

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