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映画『キングスマン ゴールデン・サークル』感想

娘がスキーキャンプに参加している時に夫と2人で『キングスマン ゴールデン・サークル』を観に行ってきた。

キングスマンはイギリスが舞台のスパイ映画。イギリスのスパイ映画…と言うと007が有名だけど、『キングスマン ゴールデン・サークル』は007とは似ても似つかない下品映画だ。

この映画は2014年に上映された『キングスマン』の続編。私は前作を観ていないのだけど充分に楽しむ事が出来たので前作を観ていない方にもオススメしたい。

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キングスマン ゴールデン・サークル

キングスマン: ゴールデン・サークル
Kingsman: The Golden Circle
監督マシュー・ヴォーン
脚本ジェーン・ゴールドマン
マシュー・ヴォーン
原作マーク・ミラー
(キャラクター創作)
デイヴ・ギボンズ
(キャラクター創作)
製作マシュー・ヴォーン
アダム・ボーリング
デヴィッド・リード
製作総指揮マーク・ミラー
デイヴ・ギボンズ
スティーヴン・マークス
クラウディア・ヴォーン
ピエール・ラグランジェ
出演者コリン・ファース
ジュリアン・ムーア
タロン・エガートン
マーク・ストロング
ハル・ベリー
エルトン・ジョン
チャニング・テイタム
ジェフ・ブリッジス
音楽ヘンリー・ジャックマン
マシュー・マージェソン

あらすじ

ザックリとこんな内容
  • 『キングスマン』から1年後の物語。
  • 諜報機関キングスマンの一員となったエグジーは、かつてのキングスマン候補生チャーリーに襲われる。
  • チャーリーはヴァレンタインの事件で右腕と声帯を失ったものの生き延びて、犯罪組織に身を置いていた。
  • チャーリーが身を置いているのは世界最大の麻薬密売組織ゴールデン・サークル。
  • キングスマンとゴールデン?サークルとの戦いか始まる…

感想

「オススメしたい」と書いたものの、この映画は「PG12」指定。小学生が観ちゃ駄目…とまではいかないけれど「助言・指導が必要」と言う設定になっている。

私も親としてこの映画を10歳の娘に観せたいとは思わない。

下品で暴力的で悪趣味な描写が多々ある。分別のついた大人が理解した上で観るにはアリだけどお子様向けではないし、下品な描写やグロい描写が苦手な方は観ない方が良いと思う。

「そんな下品で悪趣味な映画なら観なければいいじゃない?」って話なのたけど、これが困ったことに圧倒的に面白いのだ。

スーツを着た格好いいオッサンを愛でる映画でもあり、小学生のお馬鹿男子的な映画でもあり、それでいて一応スパイ映画なのだから恐れ入る。

私は格好いいオッサンの中でも私が最も気に入ったのはジュリアン・ムーア演じるマーリン。

マーリンは知性派スキンヘッドで私の好みのど真ん中過ぎた。マーリンを愛でるためだけにもう1回観に行きたいと思うほど。

私はマーリンがベストだったけれど、この映画は格好いいオッサンパラダイスで格好いいオッサンが各種取り揃っているので、きっとあなたの好みのオッサンがいるかと思う。

…と。ミーハーな感想を書いている訳だけど、肝心の物語もなかなか素晴らしい。

今回は麻薬組織との戦いがテーマになっているのだけれど、考えさせられるところが多かった。

詳しくなるとネタバレになってしまうので書けないけれどそれぞれの立ち位置によって考え方や目指すところが大きく異なり、その中には「人道的にどうなの?」な人もいたりして「人間って怖いな…」と考えさせれてしまった。

またこの映画はイギリス人の考え方が色濃く出ているため日本人から見るとちょっと違和感があるのも事実だ。

イギリスをはじめとするヨーロッパ諸国はレディーファーストが浸透していると言われるけれど「男は偉い。女は飾り」的な思想が見え隠れしていたり、「なんだかんだ言ってイギリス人はナンバーワン!」みたいな度の過ぎたプライドが滲み出ていたり。

アメリカ映画とはちょっと雰囲気が違うな…と思った。

正直言ってこの映画には「これってどうなの?」と思う部分が多い。だ

けどそれ以上に面白くて「面白いからいいか」みたいな気持ちになってしまうから不思議だ。ちなみに続編も期待していて良いようだ。

私は前作を観ていないので続編が公開されるまでに前作を観ておきたいな…と思う。

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白い木蓮の花の下で
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