別れ話が拗れている。
「別れ話」と言っても夫婦の問題ではなくて、娘の体操教室問題。娘が2年間打ち込んできた体操を辞める決意をしたので、体操教室に辞めたい意向を伝えたのだけど、予想以上の引き止めに困惑している。
ざっくりまとめると体操教室の状況はこんな感じ。
- 娘の通う体操教室が出来たのは2年前
- 体操教室は分校的扱い
- 上のコースや選手コース等があるのは大阪市内の教室
- 娘は教室がはじまって第1号の生徒
- 娘の体操の実力は教室の中ではトップ
- 選手コースに声がかかるのは低年齢のみ
- 年齢的に娘は選手コースには入れない
- 大阪市内の教室には一般コースのトップクラスがある
娘が体操を辞めたいと言い出した1番の理由は「どんなに頑張っても小さい時から続けている子には勝てないから」と言うところなのだけど、実際にその通り。
体操って競技は残酷で10歳から体操をはじめた娘は3歳から体操をはじめた子にはどうしても勝てない。
親としては「娘が体操で芽が出る事はないだろう」って事は以前から分かっていたけれど、娘が望むのなら「好きなら続けてもいいんじゃないの?」とも思っていた。
実際、大阪市内にある一般コースの1番上のクラスに通わせるつもりでいたのだけれど、先の大会で「一般コースに在籍する子の層が薄過ぎる」と言うところに気付いてしまったのだ。
娘が大阪市内の教室に通ったとしても、娘より上手い子は片手の数もいない。しかも上の子達は齢的に卒業するので、娘が一般コースのトップに立つのが見えている。
娘の希望は格闘ゲーム的に言うなら「自分より強いヤツに会いに行く」ってところ。自分がお山の大将になりたい訳じゃない。
体操の先生は「一般コースの子でも充分やれます」「大阪市内に通うのが大変なら、ここで続けてくれても良いし、責任を持って育てます」と言ってくれるけれど、今の教室は女子の体操に必要な段違い平行棒も平均台も跳馬も無い。
流石にその状況で体操を続けていくのは意味が無いのではなかろうか?
大人の事情も分からなくもない。
一般コースのトップクラスを引っ張ってくれる子を育てたいのだと思う。娘が大阪市内の教室にいる一般コースのトップの子を慕って「私もあんな風になりたい」と思ったように、習い事の教室って「みんなの目標になる子」が絶対に必要なのだ。
引き止めてくれるのはありがたい事だけど「お金と労力時間を捧げても娘が得られるメリットがが少な過ぎなんですけど?」と呆れてしまう気持ちの方が強かった。
昨日は一旦持ち帰りと言うことで、退会届を受け取ってもらえなかった。
「ここまで上手くなったのに辞めてしまうのは、もったいない」なんて事は周囲から言われなくても本人が1番よく分かっている。
体操教室にも先生にも感謝しているので、これ以上拗れて体操教室が嫌いにならないうちに気持ち良く辞めさせ欲しい。
今日こそ退会届を受け取ってもらって、春から気持ち良く次のステップに進みたい。