このサイトは「本の感想と日記のWEBサイトです」と言うことだけど、日記の中に知れっと「体操」のカテゴリーを作ってしまった。
私のサイトに来てくださる方は古くからの常連さんが多いと思われる。
- 『エンピツ日記』時代から来てくれている方
- 個人HP全盛期の本のHP時代から来てくれている方
日記経由の方はさておき、本のHP時代からお付き合いくださっている方の場合、娘の体操の話は興味ないだろうと思われるので、体操のカテゴリーを作ってパッと見で分かるようにしてみた。「あ。また体操の話だ。興味ねぇな」って時は華麗にスルーしてください…って事でひとつ。
いやホント…自分でも笑ってしまうほど体操中心の生活を送っている。これから春に向けての予定はこんな感じ
- バク転技能検定
- 体操教室グループ内だけの大会
- 『スポーツミュージカル「energy」~笑う筋肉~』を観に行く
- 娘が課題をクリア出来次第、大阪市の教室に転校
とにかく毎日娘の体操に突っ込んでいる訳だけど、私も夫も娘が体操選手になれるとは思っていない。残念ながら娘は体操選手を目指すにはスタートが遅過ぎた。
もちろんスタートが遅くても花開く人もいるけれど、娘を見ているとそこまでの才能があるとも思えないのだ。
夫とは「娘の体操への情熱が成仏するまで好きにやらせよう」と言うことで意見が一致している。
「やりたい事」「好きな事」を若い頃に思い切りやれなかった人って、高確率でこじらせた大人になっている気がする。
もはや20年以上も前の黒歴史なのだけど、私は若い頃、小説の新人賞に応募した事がある。小説と言っても自分の好きなジャンルではなくラノベで。
友人のFに誘われて「私達ならやれるよ!一緒に書いて応募しよう」とコバルト文庫の新人賞に応募した。しかし残念ながら一次審査も通過出来ずに落選。
そこでやめておけば良いものの「もしかして自分1人で書いたらイケるんじゃないかな?」と思い、翌年は1人で書いて出してみた。
すると今度は良いところまで残る事が出来た。気を良くした私はその翌年も応募。結果、やっぱり最後まで行き着くことが出来ずに「ああ惜しい…」と言うところで落選してしまった。
3度目の落選で「こりゃ無理だ」と気がついた。あの時、私の中にあった「小説家になりたい」と言う壮大な情熱は成仏したのだと思う。
今にして思うに。あの時思い切りやりたい事をやり切ったから成仏出来たのだと思う。
夢を諦めたり、挫折した人の中には「あれは運が悪かったから」とか「周りに見る目が無かったから」とか「時代が悪かったから」とか、ひねくれる人もいる。そういう人からよくよく話を聞いてみると「口先ばかりで突き詰めたところまで頑張っていないよね」と思わされる事が多い。
勉強でも、遊びでも、仕事でも、夢でも、燃え上がった情熱がちゃんと成仏出来るところまで頑張らないと、人は先へと進めないのだ。
娘の中で燃え上がってしまった体操への情熱が、ちゃんと成仏するまではとことん付き合ってやろうと思っている。
……などと、殊勝な事を書いてみたけど、一ミリも期待していないかと言うとそうではなくて、本当は娘の希望が叶えばいいなと思っている。
娘の情熱が成就するのか、成仏するのかは分からないけれど、悔いのないよう頑張ってもらたい。