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亡父が夢に出てきた話。

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久しぶりに悪夢を見て嫌な寝汗をかいて起きた。

正直、他人の見た夢の話なんて面白くないと思うので今日の日記はあくまでも私の心を整理するためだけに書く感じ。なので興味の無い方は華麗にスルーの方向で。

私の父はアルコールに溺れて肝臓をやられて、最後は50代にして脳が萎縮して認知症のような症状になって死ぬ…と言うなかなか個性的な人だった。

父は飲んだくれて帰宅して失禁なんて朝飯前だったし、怪我して帰宅したり、警察官に送ってきたもらったり、何なら私が夜中にタクシーや車を飛ばして迎えにいったりしたこともある。両親の夫婦仲は最悪で刃物を持ち出したこともあるし、激高した母が包丁で自分自身を刺して血まみれになったこともある。

…と。前置きはこんな感じで。先日見た夢の話。

夢の中の私は高校生だった。自室で目覚めて「朝ごはんとお弁当作らなきゃな…」と部屋を出たら、なんとなく家の中の雰囲気に違和感を覚え、両親の寝室の扉をそっと開けたらベランダ側の窓が空いていて、パジャマ姿の母と乱れたスーツ姿の父がグウグウ眠っていた。

「お父さんってば、また飲んで帰ってきてそのまま寝たんだな」と思ったのだけど、それにしてもベランダ側の窓が空いているのが不思議だった。風が冷たいな…と感じたので窓を閉めに行った私はそこでやっと状況を理解した。

酔っ払った父は庭木を登ってベランダから家に入ってきたのだった。しかし細い庭木は父の体重に耐えらずバキバキに折れて1階の窓ガラスに突き刺さっていて、雨樋にも手をかけたらしく雨樋も折れて庭に倒れいた。

「どうするのよコレ…」と絶望しながら階下に降りて、なかば途方に暮れながら「どこの業者に電話したらいいんだろ? あ…それより朝ごはん作らなきゃ…」などと考えているところで目が醒めた。

目覚めた時は嫌な汗をかいていた。そして自分でもウンザリするんだけど夢を見ている間「これは夢だ」とは思っていなくて「ああ…また父がやらかしたか」くらいに受け止めていた。

世の中の人は「結婚して子どもを持つと親のありがたみが分かる」と言うけど、私の場合、親のありがたみもが分からなくもないけれど「うちの親、やっぱり変だった」って気持ちの方が強い。

夫と結婚して「夫が父のような男性でなくて私は幸せだなぁ」と心から思うし、娘に対しても「私達のような両親で良かったよね」と思う。

父が死んで随分経つので憎しみとかそういう感情は一切無いし、楽しかった思い出や感謝の気持ちもあるけれど、もう2度と会いたくないので夢にも出て来ないで欲しい。

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日記
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