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イマドキのお子様の習い事。

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娘は4月から週5ペースで体操教室に通うことになったのだけど、娘が本気で体操に取り組むようになってから、突然指導が厳しくなったため娘はちょっと凹み気味だ。

イマドキのお子様の習い事って「先生は怖くない」「楽しい」がコンセプトになっていて、親の目から見ていても、とにかくやたらと楽しそう。先生達も怖くない。

私が子どもの頃の習い事の先生って、やたら怖かった印象がある。特にピアノの先生は怖くて当たり前…みたいな風潮。「ミスタッチしたら手を叩かれる」とか「家で練習しなかった事を罵倒されて泣きながら弾いた」とか普通だった気がする。

ピアノ教師をしている友人に聞くと「イマドキそんな指導をしてたら生徒が寄り付かないよ。厳しい指導なんて、コンクールとか目指してガチでやっている教室しかしないんじゃないかな。最近はどこの教室でも発表会でも暗譜させないで、楽譜見ながら弾くのが普通になってるよ」とのこと。

娘と似たような年頃の子どもを持つ母達から話を聞くにつけ、最近のお子様の習い事は優しい先生が主流になっていて、怖い先生は少数派のようだ。

体操教室にしても、その風潮は変わらない。小さい子達や年齢が高くてもガチで習っていない子達の指導は優しくて「楽しく身体を動かしましょう」ってスタンス。

娘も最初はそんな感じでスタートしている。しかし、今の体操教室での指導は親の目から見ても「厳しいなぁ…」と思ってしまう。

もちろん「厳しい」と言ってもスパルタでもなんでもなくて昭和の感覚からすると「習い事の先生ってあんなもんだよね」くらいのもの。

だけど、それまで楽しくやっていた娘にはキツイらしく、半泣きになっている時がある。娘の通っている体操教室は人数が少なく、ガチ勢も少ないので娘からすると「私にだけ厳しい」ってとろこが辛いらしい。

娘には「本気の習い事は楽しいだけではやっていけない」と言う事を伝えて「どうしても無理なら辞めるしかない。あなたが大会で見たカッコイイ人達はそれを乗り越えていったのだ」と言う事を言い聞かせた。

子どもの教育って本当に難しい。

子どもをやる気にさせて、楽しくやっていくのは大切な事だと思うけれど「厳しくされる」とか「叱られる」とか言う経験をせずに大人になるのって、どうなんだろう? 目上の人から厳しい指導を受けることがなく大人になったら、社会に出てから辛過ぎやしないか?

昭和の根性論を賛美するつもりはないけれど、体操をガチで取り組む事になったのは娘にとって良い経験になると思う。

将来的に体操を続けるかどうかともかく、体操以外の事もしっかり学んで欲しい。人間は生きていく上で「打たれ強さ」が必要だと思う。叩かれすぎて潰れてしまっては元も子もないけれど、娘にはある程度の打たれ強さを身に着けてもらいたいな…と思う。

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