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映画『リバー・ランズ・スルー・イット』感想。

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数年ぶり…もしかしたら、数十年以上ぶりに『リバー・ランズ・スルー・イット』を視聴した。

実は前回観たのをすっかり忘れていて「これ、けっこう好みっぽいし録画してみよう」と録画した。観ている途中で「あ! これ前にも観てる!」と気がついた。

たぶん初めて観た時はそこまで感動しなかったのだと思う。しかし今回はけっこう楽しめた。

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リバー・ランズ・スルー・イット

リバー・ランズ・スルー・イット
A River Runs Through It
監督 ロバート・レッドフォード
脚本 リチャード・フリーデンバーグ
製作 ジェイク・エバーツ
製作総指揮 ロバート・レッドフォード
パトリック・マーキー
出演者 クレイグ・シェイファー
ブラッド・ピット
トム・スケリット
ブレンダ・ブレッシン
音楽 マーク・アイシャム
撮影 フィリップ・ルースロ
ザックリとこんな作品
  • 舞台は1910 – 1920年代のアメリカ合衆国モンタナ州ミズーラ。
  • アメリカ人家族の物語。
  • 父親は牧師。真面目な兄と、不真面目な弟。
  • 3人の男達の共通の趣味はフライ・フィッシィング。
  • 兄は大学教員になり、弟は博打にハマる。
  • 対象的な兄弟を繋ぐ絆が

感想

どうやら私は1980年~1990年あたりに作られたアメリカ映画が好きみたいだ。

たぶん年代的に映画を観まくっていた時期なのだと思う。よくよく考えてみると人生で最も忙しかった時期と重なるのだけど、今となってはどうやって映画を観る時間を捻出していたのか不明だ。

ブラッド・ピットの出世作でアメリカのモンタナ州が舞台の物語。

フライフィッシングが好きな牧師の父と、その息子2人の物語。「古き良きアメリカ人」の話と言っても良いと思う。

とにかく映像が美しい。

モンタナ州の風景を眺めているだけでも気持ちが良い。そして「良きアメリカ人」登場する話…例えばテレビドラマ『大草原の小さな家』みたいな話が好きな人なら楽しめるのではないか思う。

善人ばかりが出てくる訳ではないけれど、文部省推薦的な真面目さのある作品だ。

ブラッド・ピットの色気

ブラッド・ピットと言うと今ではすっかり大スターだけど、この作品の中のブラッド・ピットは若くてみずみずしくて色気たっぷり。

私好みの俳優さんって訳ではないけれど「そりゃぁ、人気も出ますわなぁ」と感心してしまった。上手く説明出来ないけれど、俳優さんの色気って見た目だけではないように思う。

この作品の中でのブラッド・ピットはオイシイ役どころではあるけれど、それにしても最高だった。

父と息子。息子の中でも兄と弟では性格も考え方も違うのだけど「フライフィッシング」を通じて繋がっている姿は素敵だなぁ…と思った。

共通の趣味って人間同士を強く結びつけるように思う。

この物語の中で母親は飾りでしかなくて、父と子。男と男。男臭い仕上がりになっていて、それがまた魅力的。

淡々と進んでいくタイプの物語なので、かつて観た時はちょっとツマラナイと感じたのかも知れない。

しかし40代の今になって観るとむしろその淡々とした感じがいいなぁ…と思えた。

個人的な思い出

私は途中まで観て「この映画、前にも観た!」と思いだした訳だけど実に情けないキッカケで思い出した。

作品に登場するあるカップルが野外でいたした後、素っ裸で寝ていたら日焼けで大変な事になったエピソードを観た瞬間に「これ、観たことある!」と記憶が蘇ってきたのだ。

初見の時に「そうか…白人は元の色白いから、日焼けと言っても半端ないんだなぁ」と妙なところで感心した覚えがある。

たぶん、当時はこの映画の良さを理解出来ずに変なところだけしか記憶していなかったと思われる。

派手な場面のない作品だけど、アメリカ映画にしては淡々と語りかけるような名作。また数年後に観てみたいな…と思う。

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