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映画『大統領執事の涙』感想。

『大統領執事の涙』は実話をもとにして浸かられた作品で「全米が泣いた」ではないけど、公開時はオバマ大統領が泣いたと話題になった。

米国の第34代大統領アイゼンハワーにはじまり、ケネディ、ジョンソン、ニクソン、フォード、カーター、レーガンと7人の大統領に仕えた黒人執事の物語。

1人の人間人生をたどりながらアメリカの歴史をたどる『フォレスト・ガンプ』と同じ形式。

今回の感想は多少ネタバレを含むので、ネタバレが苦手な方はご遠慮ください。

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大統領執事の涙

映画『大統領の執事の涙』予告編
大統領の執事の涙
Lee Daniels’ The Butler
監督リー・ダニエルズ
脚本ダニー・ストロング(英語版)
原作ウィル・ハイグッド
「A Butler Well Served by This Election」
製作ローラ・ジスキン
パメラ・オアス・ウィリアムズ
リー・ダニエルズ
バディ・パトリック
カシアン・エルウィズ(英語版)
出演者フォレスト・ウィテカー
オプラ・ウィンフリー
音楽ロドリーゴ・レアン(英語版)

感想

ザックリとしたあらすじ
  • 主人公のセシルは綿花農場で働く奴隷。
  • 奴隷制度は廃止されていたけれど実際のところ扱いは奴隷。
  • セシル母親は雇い主にレイプされて精神崩壊。
  • 父親は雇い主に撃ち殺さる。
  • セシルは紆余曲折の末、ホワイトハウスの執事として採用され歴代大統領に仕える。

感想

『大統領執事の涙』は2つの柱で成り立っている。

1つはアメリカの歴史と公民権運動。もう1つの柱は主人公セシルとその家族の物語。

この2つの柱が見事にリンクしていて良い作品に仕上がっている。

私はアメリカで起こった公民権運動についはそれこそ映画等で得た知識しかないのだけれど、驚かされたのが「アメリカってそんな最近まで黒人差別が厳しかったんだ!」ってこと。

アメリカの黒人差別は「昔の話」と言うイメージがあったのだけど、最近まで酷い状態だったらしく映画を見て学ぶところが多かった。

そう言えば『大統領執事の涙』はオバマ大統領も絶賛したと伝えられている。

バラク・オバマ大統領は「私はこのホワイトハウスで働いていた執事だけではなく、有能で熟練した人々の全ての世代のことも考えながら涙ぐんだ。しかしジム・クロウ法や差別のために、彼らの行ける道は限られていた」と述べた。 wikipediaより引用

アメリカ合衆国初の黒人大統領が誕生したこの時代に出るべくして出てきた作品だと思う。

セシルと家族の物語

主人公セシルは愚直な男で職務の傍ら結婚して家庭を持つ。夫婦関係は良好。男の子2人。

しかし長男はアメリカ公民権運動に身を投じ、次男はベトナム戦争に参加して戦死する。主人公と長男は正反対の性格、考え方を持っていて親子なのに分かり合う事が出来ず、すれ違ってばかりいる。

父は息子を愛しているし息子も父を尊敬しているのに分かり合えないところがなんとも切ない。

一方、夫婦の関係はちょっと素敵だった。

父子の関係が悪化した時、妻はあまりの辛さにアルコールに逃げたりする時期もあったのだけど、それでも夫婦は信頼し愛し合っていた。

途中、長男が父親を罵倒する場面があるのだけれど、一貫して子どもの味方をしていた妻が息子に対して「その愚弄した執事が、あなたの全てを創ったの」と言う場面は最高に良かった。

この夫婦の愛情はしみじみと素晴らしい。私も夫とあんな風に年を重ねていきたいな…なんて事を思ったりした。

ちょっと内容を詰め込み過ぎな気はするもけれど、しみじみと良い映画だと思う。

「あ~。面白かった」と言うような内容ではないけれど、見応えのある良い作品だった。

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白い木蓮の花の下で
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