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四谷大塚の全国統一小学生テストと中学受験の勉強。

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毎年、春と秋になると四谷大塚の『全国統一小学生テスト』のテレビCMが流れる。娘は昨年から受けていて今年も受けてみたいらしい。

ちなみに。我が家は中学受験を考えていない。

経済的に厳しいと言う意味もあるけれど、実のところ娘は一人っ子なのでやってやれない事はない。ただ夫も私も出来れば地元の公立中学に行って欲しいと思っている。

面倒見が良くてお行儀の良い子が多い私立中学も悪くないとは思うのだけど、それ以上に色々な子と接して欲しいのだ。良くも悪くも、揉まれて強くなってもらいたい。

将来的に娘がイジメを受けるような事でもあって「みんなと同じ中学は嫌だ」言うような事があれば話は変わってくるけど。

昨年『全国統一小学生テスト』の問題を見て思ったのは「学校の勉強と中学受験用の勉強は違う」って事だ。

教科書レベルの問題なんて、最初にちょろりと出るだけで、それ以外は「この年でこの問題を解くの!」と吃驚するような難問が並んでいる。正直、ベタベタな計算や漢字の書き取り以外の問題は、訓練しない事には点数が稼げない。

昨年は全国統一小学生テストを受験する会場の塾で、無料の「事前対策授業」があり、それに参加していたのだけど、今年から対策授業が廃止されてしまった。

全国統一小学生テストと対策授業だけ受けて、入塾しない子ばかり…となれば、そこまでコストをかけていられないだろうし「そりゃ、まあ…そうだよね」って気がする。

しかし対策授業無しで全国統一小学生テストに挑むとなると、娘には恐らく手も足も出ないと思われる。

なので娘に「今年は対策授業が無いんだけど、どうしよう? やる気があるなら難しい問題集やってみる?」と聞いたところ「全然解けないとカッコ悪いから頑張る」と言うので、中学受験を考えている子達が使うような問題集をアマゾンで注文してみた。それも…娘の学年より1学年下の2年生のものを。

届いた問題集は予想通り学校の教科書レベルでは太刀打ち出来ない問題ばかりだった。

国語の文章題は読書習慣のある子なら解けると思うのだけど、算数の図形やパズル的な問題は訓練しないと、手も足も出ない。

付け焼き刃でどにかなるとは思っていないけれど、国語は私が、算数は夫が担当して、少しばかりやらせてみる事にした。

しかし、すでに中学受験を考えている子達はあのレベルの問題をサクサク解くと言うのだから恐れ入る。

日本は格差社会が進んでいると言われているけれど、小学校の低学年から親の監督の下、日々訓練をか重ねてガッチリ勉強ている子と、そうでない子の行き着く先が同じであるはずがないのだ。ついこの間も授業参観に行ったのだけど、1年生の時以上に子ども達の学力差が広がっているのを感じたところだ。

学級懇談会に出席しても、親の意識もそれぞれ違う。娘達世代の格差は既にはじまっている気がする。ホント世の中、世知辛い。

…と言っても「そう言う事でこれを機に、もっと娘に勉強をさせます!(キリッ)」と言う気は全くない。

今、娘は全国統一小学生テストに向けてやる気満々なので、そこは尊重していくつもり。全国統一小学生テストを受けるのは、もしかしたら今回が最後かも知れないし次も受けるかも知れない。どうするかは娘の気持ちに任せようと思う。

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