口内炎を拗らせて大きな病院で切除した後「なんかしんどい」と大騒ぎして救急車を呼んだ実母。性懲りもなくまた大騒ぎをしでかした。
口内炎を切除してくれた総合病院では血液検査も組織検査も行って「健康です」のお墨付きをいただいた。分かっちゃいたけど組織検査では「ガンではありません」との結果が出ている。
たかが口内炎。されど口内炎。
若い頃なら治るのも速いと思うのだけど、高齢になってくるとちょっとした怪我や病気でも回復するのに時間がかかる。医師が言うには「少し回復が遅いですが心配いりません」とのことなのだけど、実母は主治医の言葉を信じることが出来ず、地元の歯科医に診察に出掛けた。「自分で歯科医に出向く程度には元気ってこと?」って話である。
地元の歯科医で「口内炎ではなくガンかも知れない」と言われたらしく、帰宅した実母は再び大騒ぎ。土曜日の午後から「総合病院に行って診てもらう」と言い出した。
そもそも総合病院では組織検査で「ガンではない」との診断が出ている上に、2週間後には「大丈夫と思いますが、そんなに心配なら経過を見せに来てください」と診察の予約を入れている。
家族の付き添いが必要な局面であれば私も弟も万障繰り合わせて病院に付き添うのだけど「健康です」「ガンではありません」と言われている母を連れて病院に行く気はさらさらなくて、診察の予約についてはヘルパーさんの付き添いを依頼していて、わざわざ診察外のタイミングに出向く必要は全くない。
どうにかこうにか母を説得して「次の診察まで様子をみる」というところに落ち着いた。
そして先日、実家に様子を見に行ったところ案の定「まだ痛いけど良くなってきている」とのこと。もう本当に面倒くさい。
「もっとお母さんに寄り添ってあげなさいよ」とのご意見もあろうかと思うのだけど、実母がこの類の騒ぎを起こすのは今回が初めてではないのだ。若い頃から俗に言う「かまってちゃん」なので病院に行きたがるし、何かで入院した日には退院したがらない。「出て行ってください」と病院を放り出されないと諦めないタイプだ。
母よ……すまないが少しは我慢してくれないか?
年を重ねると感覚が鈍麻化して、痛みだったり暑さ寒さに対して感じ難くなってくると聞いてたけど、実母の場合は年を重ねるごとに我慢できなくなっている気がする。
いつかは私も年を取って人の世話になると思うのだけど、高齢者が全員実母のようになるとは思いたくない。実際、実母と義母とでは随分とタイプが違うので年を取ったからと言って必ずしも実母のようになる訳じゃないと信じている……と言うか信じたい。
私も夫も弟もこれから年末に向けて忙しくなってくるのが見えているので「お願いだから機嫌良く暮らしてください」と言う気持ちでいっぱい。しばらく救急車とか時間外診療は御免こうむる。

