私が暮らしている自治体でも外国人労働者が増えたな…と肌で感じる。勤務先である児童発達支援センターを訪れる人の中にも外国籍の人が増えた。中国、韓国、ベトナムだけでなく南米系の国やアフリカ諸国から来た人もいる。
インターネットを見ていると外国人労働者を良く思わない人の声がやたら大きい。確かに生活保護の不正受給をしたり、犯罪を犯したりする人もいるだろうけど、実際には真面目な人の方が多い気がしている。
言葉の分からない国に働きに来た彼らは日本で普通に一戸建て住宅を購入して、なかなか良い車に乗って日本で言うところの「中流」くらいの生活をしている。そして子どもに障害がある…となると専門的な施設に相談をしたりもする。
ご近所に子育て広場(どこの自治体にも設置されている未就学児と母親の集う遊び場的な場所)で働いている保育士がいるのだけど「日本語がほとんど分からないベトナム人の高齢女性がお孫さんを連れて来たことがあるんだけどね。偉いなぁ~って感心したよ」と話してくれたことがある。その高齢女性は息子夫婦と来日していて、彼女自身は日本語が得意ではないそうだけど「孫の成長のために必要だから」と広場に連れてくるそうだ。
イマイチ言葉が通じない国で働いたり生活するって並大抵のことではないと思う。だけど彼らは言葉を学び、仕事をし、生活している。
現在、日本は様々な問題を抱えている。未来を担う若者の収入が低いから、自動車が売れなくなったとか、住宅やマンションの価格が高過ぎて庶民には手が出せない…とか。私が働く福祉界隈では「福祉に繋がるのは難しい。役所に相談しても何もしてくれない」なんて、よく聞く話で「福祉に繋がれなかったから療育を受けるタイミングが遅くなって云々…」なんてことも聞かされる。
「家が買えない」「車が買えない」「福祉に繋がれない」という日本人がいる一方で、家や車を買い、きっちりと福祉に繋がってくる外国人がいるのはどういうことなんだろう?それだけ彼らが必死に努力し、情報を掴もうとしているということではないか。
日本に来る外国人労働者を良く思わない人がいるのは知っているけれど、日本で逞しく生きている彼らを見ると「凄いよなぁ」と感心せずにはいられない。彼らの逞しさは見習うべきだと思う。

