先日、娘の中学校の卒業式が執り行われた。
小学校の卒業式はコロナ禍突入の年で中学校の卒業式はコロナ禍終了(仮)って感じ。
政府的に「マスクの着用は義務ではない」との見解が出ていたので、中学校側も「マスクの着用は自由です」としていたものの、ほぼ全員がマスクを着用していた。マスクを付けていなかったのは、マイクで話をする先生方(校長先生等)のみ…って感じ。
卒業証書の授与は名前の読み上げと、その場で起立するだけ。国歌斉唱、校歌斉唱は録音した物を流すだけ。在校生の送辞は男女1名ずつの代表者のみ参加だった。
ただ、卒業生の合唱(レミオロメンの『3月9日』)はマスク着用だったけれど全員で行われた。
卒業証書を1人1人に渡すのは、なんと校庭で行われた。教室に生徒と保護者を集めて密になるのを避けたかったのだと思う。卒業証書が渡された後も時間になったら『蛍の光』を流して解散を促し「短時間で終わらせるぞ」と言う学校側の強い意志が感じられた。
私も保育士として子ども達を送り出す立場なので、この時節のナイーブな諸事情の中で行事を行う大変さは身に身に沁みて知っているだけに「学校側も色々と考えくれたのだろうなぁ」とか「先生方は準備とか大変だっただろうなぁ」と感謝の気持ちでいっぱい。
卒業式では普段、顔を合わせない母親達と交流できて良かった。特に娘の親友の母とゆっくり話が出来て嬉しかった。娘の親友のお父さんは昨年末に急死されている…と言うこともあって、卒業前に1度ゆっくり話がしたいと思っていたのだ。相手も同じように思ってくれていて、なんかこう…上手く言えないながらも、お互いに気持ちを伝えられた気がする。
個人的に嬉しかったのは娘の小学校6年生の時の担任の先生が祝電を送ってくれていた…ってこと。
ものすごく自慢げな話になっちゃうので当時の日記には書かなかったけれど、小学校生活最後の個人懇談の時に担任の先生が「娘に伝えて欲しい」と言ってくれたことがある。
……そうなんだよなぁ。勉強云々以前に小学校を卒業する前から、いじめや不登校の可能性については私ずっと気を揉んできた。
勉強も運動(小学校の時は体操女子だった)も「イイ気になってる」と言われがちだったので「中学校はいじめ等にあわず、不登校にならず、無事に過ごせますように」と願っていた。なんとか無事に3年間を乗り切ることが出来て本当に嬉しい。
中学校生活も楽しいばかりではなく「学校行きたくない」と言う日もあったけれど、高校生活は本命公立高校だろうが、不合格で併願私立に通うことになろうが、娘は楽しく過ごせると確信している。
娘、卒業おめでとう。そして娘を支えてくれた人達に心からの感謝を捧げたい。