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呼び捨て文化。

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先日、娘と外出していたら、娘のクラスメイトの男の子から「おい、Y。どこ行くの?」と、下の名前を呼び捨てする形で声をかけられた。

「ちょ…君。なんで、うちの娘を呼び捨てしてるの? もしかして、うちの娘と付き合ってるの?」とは言わなかったけれど、娘が他人から呼び捨てされて驚いてしまった。

私や夫は娘を呼び捨てで呼んでいる。それはあくまでも親の特権。我が家は夫婦間でも呼び捨てでは呼ばない。愛称で呼ぶか、もしくは名前に「さん」を付けて呼び合っている。

しかし娘から話を聞く限りでは、友達同志では名前を呼び捨てしているらしい。

女の子同志の場合は名前に「ちゃん」を付けているようだけど、男子も女子も下の名前の呼び捨てか、ニックネームがある子はニックネームで……と言うスタイルとのこと。

娘は私と違う文化圏で生きているのだな……と感じた。

私の中で呼び捨ては「目上から目下ならOK」と言う認識。

実は夫と付き合いはじめた頃、夫が私を呼び捨てした事があるのだけど「親でも先生でもないのに呼び捨てしないで。私はあなたに育ててもらった訳でも、恩を受けた訳でもないから」と言って、呼び捨てを止めてもらった……と言う経緯がある。

だけど、一般的には夫が妻を呼び捨てしたり、彼氏が彼女を呼び捨てするのはアリなのかな……くらいには思っていた。

しかし娘達はそんな価値観では生きていないらしい。

男女の関わり方にしても、私が子どもの頃とは違ってる気がする。男子も女子も仲が良い。それこそ、昭和の頃の中学校の英語の教科書で登場人物達が互いを下の名前で呼び合っているような、そんなノリなのだろう。

「私も年を取った」なんて言いたくないけれど、娘と私は30歳以上年が離れているのだ。大げさでなく生きている時代が違う。

価値観が変わっていくのは当たり前の話だ。ちなみに、娘も相手の男の子を下の名前で呼び捨てしていた。キラキラネームとまではいかなくても、最近は格好良かったり可愛かったりする名前が多ので、名前を呼び捨てしてもバシッっと決まる気がする。

私はこれからも娘に驚かされ続けるのだろうと思う。もしかしたら、私には受け入れ難いような事もあるかも知れない。その時々に対処していくしかないのだろうと思うのだけど、娘と正面から向き合う親でありたいな……と思う。

追記
小学生の「下の名前で呼び捨て」は「同じ名字が多い地域」では一般的らしい。もしかしたら地域差もあるのかな……と思ったりもする。

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日記
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