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自分のお金でも自由に動かせない時代。

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先日、娘の2年間分の塾の費用を引き落とし口座に入ておくために、120万円ほどのお金を別の口座に移動したのだけど、自分ちのお金を引き出すのにあんなに面倒臭いとは驚いた。

ATMから現金を引き出す場合、金融機関ごとに金額等のルール設定は違うかも知れないけれど、ATMで1日に引き出す現金の上限額が決められている。

ちなみに我が家の生活口座は郵便局。義母への仕送りをするのに義母が使いやすい口座を…ことで、郵便局を利用している。郵便局か120万円を引き出して、塾が指定した銀行口座に現金を移動させるのが今回のミッション。

窓口に行かずに事を済ませたいのであれば、ATMが限度額ギリギリまで引き出して、銀行口座に移動させれば良いのだけれど、そんな面倒くさいことはやっていられない。

窓口に行けば高額でも引き出すことが出来るはず…ってことで窓口に出向いたところ「委任状が必要です」と言われてしまった。仕方がないので窓口で委任状の用紙を貰って、夫に委任状を書いてもらって、別の日の平日に郵便局窓口へ。

窓口で委任状だの、自分の身分証明書だの、引き出しのための申込み書だのに記入して、さらに「どんな理由でお金が必要なのか」と言うアンケートまで書かなければならなかった。

しかも不幸なことに手続きをした特定郵便局の窓口の職員は慣れていかったのか「おっと…そうだった。アンケートも必要だった…」みたいな感じで、全ての手続きが1度で終わらずに、あれやこれやと待たされる始末。

自分ちのお金なのに自由に引き出すことが出来ないなんて、なんと不自由な時代になってしまったのだろう。

理想を言うならネット上でポチッと出来たら最高なのだけど、web手続きもこれまた動かせる金額の限度額が決まっているんだよなぁ。

本人が手続きする場合は委任状がいらないので、もう少し手数が掛からないのだけど、たとえ本人が自分のお金を引き出す場合でもアンケートは書かされるし、色々と面倒な手続きがある。

そう言えば住宅ローンを繰り上げ返済する時は、私名義の口座からまとまった金額を引き出したのだけど、それでも色々聞かれてモヤっとした記憶がある。

……もっとも、我が家は庶民なので大金を動かす機会は滅多にない訳なんだけど。

次に大金を動かすのは娘が高校に入学する時。その次は大学に入学する時じゃないかと思うのだど、夫名義の口座のお金を動かするのに私が手続きする場合はあらかじめ金融機関に出向いて委任状をもらってこなきゃいけない…ってことを覚えておきたい。

いっそ夫に有給を取ってもらって夫自身に手続きしてもらうのもアリかも知れない。

家計の口座って、夫名義にしている家が多いと思うのだけど、こうなってくると「お金の出入りの手続きをする人」の名前で作った口座で管理した方が何かと便利だと思う。

最近はキャッシュレス決済が進んで銀行も紙の通帳を無くしてWEB化が進んでいて昔より便利になった…って言われているけど、むしろ昔より不便になっている部分もあるんじゃないかなぁ。

ともかく。次に大金を動かす時は、必ず下調べをしてからにしようと心に誓った。

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