体操をしている娘が体型を気にするようになった。
私はよほど肥満でない限り「子どもはしっかり食べなきゃいかん」と思っている。
昨今は痩せ過ぎと判定される程度の体型を目指す人が多いけれど、人生レベルで考えてみると痩せ過ぎなんて百害あって一利なし。
女子の新体操・バレエ・体操の世界では痩せ過ぎて「生理が来ないくらいが一人前」みたいな風潮さえあり、低年齢での無月経、無月経からの骨粗しょう症、今回からの骨折…なんて話は珍しくない。
体操の場合、新体操やバレエほど体型の縛りは厳しくないけれど、それでもすらっとした体型の選手の方が好まれるのは否定できないところだ。
娘もレオタードを着るようになって「もうちょっとお腹を凹ませたいんだよねぇ」なんて事を言いだした。
だからって健康を害するような食べ方はして欲しくないし、体操の場合は筋肉を付けることも大切なので、高タンパク低カロリーの食事とオヤツを模索している。
タンパク質の多く含まれるオヤツ
日々の食事に関しては特に心配していないのだけど、問題はオヤツ。
美味しいおやつカロリーが高く、タンパク質はほとんど補給できない。
もちろん「オヤツは心の栄養」と言われているし、甘い物を全てカットするつもりはないけれど「小腹が空いたから何か食べたい」と言う時は、出来るだけタンパク質を意識したオヤツを食べてもらいたい。
現在我が家が常備しているオヤツはこんな感じ。
- 蒟蒻ゼリー(タンパク質は無いけれど低カロリー)
- ゆで卵
- ベビーチーズ
- 6個入りのデザートチーズ
- ポリポリ小魚
- 魚肉ソーセージ
- ポールウィンナー
- とろーりチーズかまぼこ
最近のブームは丸大食品から出ている「とろーりチーズかまぼこ」。4本入りで100円とお手軽価格。1本31キロカロリー。市販のお菓子を食べる事を思えば断然オススメのオヤツだ。
「アスリートに人気のサラダチキン的な物も用意しようか? 家で作ってタッパーに入れとくけど、どうかな?」と提案したのだけれど「もう、そこまでいったらオヤツじゃなくてご飯でしょ? いくらなんでも、それは嫌だ」と娘から却下されてしまった。確かに娘の言い分も一理ある。
食事に気を使っている話を書くと「体操選手って凄いね」みたいに思われるかも知れないけれど、残念ながら娘は体操選手にはなれないと思う。
物凄く頑張っているけれど「バク転とか出来て凄いね」レベルの普通の子どもだ。
私の実母からは「そこまで頑張ったって体操選手になれる才能がある訳でもないのに」みたいに言われるけれど、才能が無いからこそ頑張るのだ。
内村航平は酷い偏食でブラックサンダーばっかり食べていたことは有名なエピソードだけど、本当に才能のある人達は自然と周囲が引き上げてくれるし、チャンスも多い。
しかし「チャンスの女神様は前髪しかない」と言われるように、才能のない人こそ目の前にあるチャンスを掴まなければいけないのだ。
才能のある子は放っておいても勝手に伸びるし、チャンスの方から転がってくるけれど、娘はもしかしたら今が最初で最後のチャンスかも知れないのだ。手を抜いている場合ではない。
実のところ。娘の体操は小学校の思い出として終わっていくのもアリだと思っている。
だからこそ「最後になるかも知れない華やかな舞台」に向けて全力を尽くしていかなきゃいけないのだ。娘も全力を尽くしてやり切ったて駄目だったら諦めもつくだろう。
低カロリーかつ高タンパク。それでいて、ほどほどに美味しいオヤツ。毎日食べることばかり考えている。