読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

映画『コラテラル』感想。

記事内に広告が含まれています。

娘がキャンプに行った夜は食後に夫と2人で録画した映画を観るのが恒例行事になっている。

今回観たのは『コラテラル』。トム・クルーズが悪人を演じた事で話題になった作品とのこと。

『ミッション・インポッシブル』以降、トム・クルーズは細マッチョなアクション俳優のイメージがすっかり定着した感がある。

今回観た『コラテラル』もアクション度はちょい高め。

スポンサーリンク

コラテラル

コラテラル
Collateral
監督 マイケル・マン
脚本 スチュアート・ビーティー
製作 マイケル・マン
ジュリー・リチャードソン
製作総指揮 フランク・ダラボン
ロブ・フリード
ピーター・ジュリアーノ
チャック・ラッセル
出演者 トム・クルーズ
ジェイミー・フォックス
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード

あらすじ

物語の舞台はアメリカ・ロサンゼルス。主人公は平凡で真面目なタクシードライバーのマックス。

マックスはある夜、最初の客アニー目的地に着くまでの時間に賭けをする。

賭けはマックスの勝ちに終わり、彼は検事局に勤めるアニーから「何か困った時に」と連絡先を貰う。次

マックスは、「ヴィンセント」(トム・クルーズ)と名乗るビジネスマン風の客を拾う。

目的地に着くと、ヴィンセントはマックスの生真面目さを買い、彼にタクシーの貸切りを持ちかける。マックスは「貸切りは規定違反になる」と断るが、ヴィンセントの強引さと600ドルの誘惑に負け、引き受けてしまう。

しかし、それは単なるタクシーの貸し切りではなく、殺し屋であるヴィンセントの手伝いをする事だった。

感想

主人公はタクシードライバーの黒人男性マックス。悪いヤツではないけれど、うだつの上がらないパッしない男。

そんな彼がトム・クルーズ演じる殺し屋ヴィンセント仕事に巻き込まれて、いく物語。題名の『Collateral』は〔不運な〕巻き添えと言う意味らしい。

とにかくマックスが気の毒過ぎる。

この映画。ヴィンセントは血も涙もない男で、ジャンジャン人を殺していくし、マックスはその片棒をかつがされる形になっている。やっている事は至って残酷なのだけど、コミカルと言うか軽いと言うか、意外と拒否感なく受け入れる事が出来た。

マックスとヴィンセントのコンビのやり取りが面白いが良かったのだと思う。

このタイプの話にありがちな流れだけど、違う世界に生きるマックスとヴィンセントは共に行動するとこで、成長したり互いに信頼する関係になっていく。

特に後半に突入してからのマックスの順応ぶりは見ものだ。

マックスとヴィンセントが語り合う中で凄腕の殺し屋で弱点などなさそうに思えたヴィンセントの弱点が見えてきたり、うだつの上がらない男だと思われていたマックスが意外な大活躍を見せてくれたりするところがこの作品のポイントになる。

マックスとヴィンセントがどんな結末を迎えたのかについては、是非観て戴きたい。

この作品。結構面白かったと思うのだけど公開時はそこまで大ヒットしていなかったように思う。

よく出来てた作品なのだけど、上手にまとまり過ぎてしまったのが失敗だったのかも。

個人的には満足度の高い作品だった。

綺麗事と言われてしまいそうなラストは嫌いじゃない。銃と殺しとカーアクションと男の生き様。アメリカ映画らしい良い作品だと思う。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
映画
スポンサーリンク