娘10歳。娘は9歳体操をはじめただけど、この1年ですっかり体操にハマってしまい、4月から週5で体操教室に通うことになった。
大会でメダルが取れなかったことで「もっと頑張らなきゃ」と心に火がついてしまったらしい。呆れるほどの負けず嫌いは一体誰に似たのやら。月曜日から金曜日。毎日、体操。「お父さんのお仕事かよ!」って感じだ。
それにしても人生は不思議に満ちている。
「運動会なんて無くなっちゃえばいいんだ!」と泣いたことのある私がガチ体育会系の娘のサポートをする事になるとは。
実のところ、私には体操の魅力なんて1ミリも分からない。
「子どもがそこまでハマっているなら…」と言うところから、色々と調べてみたところ「体操ってスポーツは練習(課金)したもん勝ち」って事が分かったし、さらに言うなら「女子の体操は寿命か短い。少しでも早い時期にトレーニングすべき」って事らしいので、娘を応援することにした。
夫曰く。「スマホゲームに課金するのは夢がないけど、子どもに課金するのは夢があっていいよね~」とのこと。
おかげさまで我が家も体操重課金勢に仲間入りだ。問題なのはスマホゲームは自分の手元で完結するけど、子どもの習い事については親が身体を使ってサポートしなくてはならない…って事だ。とりあえずお金。そして時間と体力。
私、病気してる暇も無い!
娘は体操にのめり込んでいるものの、現実的に見て彼女が体操選手として競技を続けていける可能性は極めて低い。
「競技を続けていく」と言うのはオリンピック選手を目指す…とか言う大それたことではなくて「地方の競技会に出場する」レベルでの話。
体操ってまだまだマイナーなスポーツなので娘の通う予定の中学校に体操部はない。体操の大会に出場するには、学校か体操教室に所属する必要があるのだけれど、娘が体操教室の選手枠に入れるがとうか…となると、今の時点では相当厳しいのだ。
その事については娘も薄々理解しているようなのだけど、それでも未練があるらしい。
そこまでやりたい事ならば、とりあえず全力でやってみれば良いと思う。全力で頑張ってなお届かないのであれば娘も納得するだろう。
とりあえず4月からは月曜日から金曜日まで毎日、午後5時に夕食を食べて娘を体操教室に送迎しなければならない。
まぁ…なんだ。運動不足に陥りがちな中年にとって、体操教室と自宅との往復は良い運動になると思う。頑張りたくないでござるが、頑張っていきたいと思う。