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アルマーニの制服(標準服)と教育格差。

東京都東京都中央区立の小学校でアルマーニの制服(標準服)が採用されるとのニュース。流石にちょっとアカンと思う。

アルマーニの制服を採用すると言う泰明小学校は特認校と言うことで普通の小学校とは違う扱いとのこと。言うなれば大っぴらな越境入学OKってことだ。学校の校区は銀座1丁目から8丁目。沢山の子ども達が校区外から通ってくるらしい。お金持ちの子どもが通っているとは思うのだけど、それでも区立小学校である事に代わりはない。「金持ちが通う学校ならアルマーニの制服でもいいんじゃね?」と言う人達は想像力がなさ過ぎる。どこの地域にも「ずっと住んでいる普通の人」は少なかすらず存在するのだ。「お金持ちの子が多い」とは言うものの、地域の商店の子どもや銀座で働く人達の子ども達も通っているのではないかと推察する。

制服は一式買って9万円とのこと。「アルマーニを一式買って9万円なら安いんじゃね?」って話もあるようだけど、中高生と違って小学生は成長が早いため、いくら大きめの物を購入しても何度か買い替えは必須となるだろうから、6年間で必要になる費用は9万円どこのろの騒ぎではない。

私立なら箔をつけるために9万円の制服を導入するも良いと思う。だけど義務教育中の公立の学校が導入するってどうなんだろう?

少し話は逸れてしまうけれど、大阪府は私立高校へ入学する場合に独自の助成金制度を設けている。橋下知事の時代にはじまった制度で、なんだかんだ言って、ありがたいと思っている親御さんは多く、昔だったら公立高校しか選択出来なかった子達が私立高校を選択できるようになった。しかし私立高校の中で「うちは助成金使いません」と制度を拒否した学校があった。「有象無象の貧乏人が入学してくると学校の品位が下がるから困る」って話だ。その事を聞いた時、私は「こりゃあ潔く賢い選択だなぁ」と感心した。しかしこれは私立だから成立した話だ。いくら特認校と言っても公立小学校でそれをやっちゃあイカンでしょう。一応、今回の泰明小学校の件は制服ではなく標準服とのことなので「買えないなら買わなくていいですよ」ってスタンスだとは思うのだけど、実質「買わない」と言う選択肢は選べないだろう。

昨今は「学力は金で買える時代」なんて言われていて、東大生の半数以上の親が世帯年収950万円以上だと言われている。ちなみに東大生の親の世帯年収が450万円以下は10%以下。これは今にはじまった事ではない。「昔は貧乏な家の子は中学卒業したら働くのが当たり前で~」なんて時代もあったのだから、今更どうこう言うような事ではないのかも知れないけれど、私自身小学生の娘を育てていて格差を感じる事がある。

例えば私の住む地域の小学校は水泳に全く力を入れていない。私が子どもの頃は「小学校卒業までにクロールで25メートル泳げるようになる」と言うのが目標になっていて、もちろん運動が苦手で達成できない子もいたけれど、それこそ夏休みに特訓に呼ばれたりなんかするので、大抵の子ども達は下手くそながらも泳げるようになっていた。しかし娘達の小学校では水泳の授業をほとんど行わず、夏休み前の懇談会で「あとはご家庭で指導してあげてください」と言われるだけ。中学、高校でも水泳が重視されないのならそれも良いかと思うのだけど、中学、高校の体育では一般的な泳力が求められる。

そんな訳で私の住む地域では「小学校のうちに子どもをスイミングスクールに通わせる」のが当たり前になっている。もはや風習化していると言っても良い。娘も水泳は特に好きではなかったけれどバタフライが泳げるようになるまでスイミングスクールに通っていた。しかし様々な事情からスイミングスクールに通えない子も一定数いて、娘の学校の水泳の授業ではクロールでガンガン泳ぐ子ども達の横で伏し浮きの練習をするグループがいる…と言う異様な光景が展開されている。要するに私が住む地域の親は子どもの泳力を金で買ってるのだ。

世の中は「金持ち勝つ!」が当たり前。なので子どものうちから身をもってそれを知っていくのもアリ……なんだろうか?

綺麗事かも知れないけれど、義務教育とされている中学校卒業までは全ての子ども達に同じ環境で学んで欲しいと思う。お金がある人達がより良い環境を求めて私立学校を選択するのはかまわない。しかし公立の小・中学校ではお金持ちでもなく特別な才能や能力のない言わば普通の子どもたちが、そこそこ立派に働ける大人になれるよう教育して欲しい。それって将来の日本のためにもなると思うのだけどなぁ。

公立小学校と私立小学校とでは設立の定義が全く異なる。泰明小学校の校長先生は自分の理想の教育を展開したいなら、私立学校の先生になれば良いのに…と思う。

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