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おでんの汁。

前日の食べたおでんの残り汁で作った煮物って、おでんと同じ味がするのに、おでんほど美味しく思えないから不思議だ。

我が家は家族全員おでんが好きだ。私は子どもの頃、おでんが好きじゃなかったけれど結婚して自分で作るようになって好きになった。大人になってから気がついたのだけど、実母の作るおでんは美味しくなったのだ。材料を下茹でしたりする手間を省き、豪快に煮詰めてしまうので食べる頃には汁がすっかり濁ってしまって、訳の分からない味になっていたのだと思う。

私はおでんが好きなので、おでんだけは手抜きをしない。材料はちゃんと下茹でするし、弱い温度でじっくりと火を通す。透明に澄んだ汁のおでんが出来上がった時の達成感は半端ない。そして、そのおでんを食べる幸せたるや! 具材も美味しいけれど「おでんの汁」は最高だと思う。その最高の汁が残った時は翌日のお昼にうどんを入れて私のお昼ごはんになったり、大根や人参の煮物に使われたりする。

最高に美味しい汁で煮た大根はおでんと同じ味がするはずなのに出来上がった煮物はおでんは全く別物になってしまう。翌日、おでんの汁で炊いた野菜の煮物を食べながら「同じ材料なのに、どうしてかなぁ…」と考えていたのだけれど、ある結論にたどり着いた。

おでんは熱々の鍋を家族で囲むことでその実力を発揮する。

我が家のおでんは土鍋で作って食べる時は食卓にカセットコンロを置いて弱火で温めながら熱々を食べる方式。「何から食べようかな?」とか「あ。手羽先、美味しそうだね。次は私も手羽先食べよう」なんて言いながら食べる事になるのだけれど「熱々である」って事と「家族で鍋を囲む」って事の相互作用でおでんが美味しくなるのだと思う。煮物の器に行儀よく盛られた大根と熱々の土鍋に浸かっている大根とでは味が違って当然なのだ。

それはさておき。今年は野菜が高いのでおでんを作るのを躊躇ってしまう。例年なら1本100円で買える大根が今年は1本300円。野菜が豊作の年は御近所さんからわんさか大根が集まってくるので、おでんを作るにも、みぞれ鍋を作るのにも躊躇う事なんて無いのだけれど、今年は大根が高級品になってしまっている。主婦はどうしても値段で食料品を買ってしまうけれど、値段だけ見ていては大根なんて買えやしない。大根が美味しいうちに、おでんを食べておかねばなぁ。

おでんは好きだけど今年の寒波は戴けない。早く春になって欲しいとしみじみ思う。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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