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断捨離生活の挫折。

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先日、日記に「ママ友から片付けを手伝って欲しいと頼まれた」と言う話を書いたと思うのだけど、そのこともあって「うちももう少し片付けてみようかな」と言う気持ちがムクムクと湧き上がってきた。

私の片付け熱は季節病のようなもので年に何度か唐突に訪れ、そしていつしか去っていく。

今回はふと「そう言えば断捨離って言うけど1冊も本を読んだことないな」と言う事に気付き「何か参考になるかも知れないな」と言うことで「断捨離」と言う言葉を作ったやましたひでこの本を読んでみることにした。

図書館の「昨年よく読まれていた本」のコーナーに並んであったのを見て、早速借りてみることに。

実のところ私。断捨離について全く知らなかった。

言葉は知っていたしテレビやなんかで見たことはあるけれど「要するに物を捨てて少ない物で暮らそうって事でしょ?」くらいの認識。しかし実際に本を読んでみると色々と「思ってたんと違う」な事ばかりで面食らってしまった。

ごめんなさい。今の私に断捨離は無理でした。

本に出てくる台所はとても綺麗で憧れちゃうけど「ハンドミキサーとかキッチン小物は捨てました」とか「布巾はいりません。全てペーパータオルです」とか、我が家の生活スタイルでは絶対に無理。

我が家はハンドミキサーどころか大根おろしマシーンまで購入しているし、それがまた大活躍している。ハンドミキサーとジューサー・ミキサーを兼ねたマルチブレンダーは週1以上のペースで使っていてポタージュスープを作ったり、乾燥した生姜や自家製の粉末ダシを作ったりと大活躍している。

子育て現役世代の家庭が本格的な断捨離を取り入れるには無理がある。

私も夫と2人暮らしで家に客を招くこともなく静かに暮らしているのであれば断捨離生活も可能だと思う。

だけどガンガン料理を作って食べるような家の場合、やましたひでこの提唱する断捨離スタイルの台所では何かにつけてやってられない。

洋服にしてもそうだ。

「毎月3セットの洋服を手放して、3セットの洋服を購入します」と言われても「いやいや。毎月3セットも服買わないし……って言うか、物によっては10年近く現役で着ていますし」みたいな話になってしまって、ほとんど実践するのは無理な相談。

思うに「断捨離」って団塊の世代以上の人達向けの片付け方法なのだと思う。

「確かに効率良いよね」と思う部分も沢山あるけど、経済的に無理だったり物理的に無理だったりと、とにかく無理が多過ぎる。

シンプルに生きたいと思うけれど、理想通りに生きていくのは難しい。結局のところ世の中の色々な事に対して適当に折り合いをつけてやっていくのがベストなのだろうなぁ。

断捨離本を読んでいきなり挫折してしまった訳だけど、それはそれとして不要品を処分したり片付けをしたりするのは少しずつでも進めていきたいと思う。

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日記
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