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十代に共感する奴はみんな嘘つき 最果タヒ 文藝春秋

題名に惹かれて手に取った。切れっ切れでグッとくる題名だと思う。

しかし最初に断っておく。私は40代の正直者なのでこの作品には1ミリも共感出来なかったし、面白いとも思わなかった。

悔しいけれど自分の老いを感じさせられる作品だった。

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十代に共感する奴はみんな嘘つき

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女子高生の唐坂和葉は17歳。隣のクラスの沢くんへの告白の返事は「まあいいよ」。いつもヘッドフォンをつけていて「ハブられている」クラスメイトの初岡と、沢の会話を聞きながら、いろいろ考える。

いじめのこと、恋愛のこと、家族のこと。十代のめまぐるしく変化する日常と感情と思考を、圧倒的な文体で語る新感覚の小説。

アマゾンより引用

感想

主人公は主人公は17歳の女子高生。陸上部の男子に告白するも「まあいいよ」という返事が気に食わなくて「やっぱり、止めます」と告白した相手を振ってしまうところから物語がはじまる。

主人公和葉は頭が良いと言うか、感性の強い10代にありがちな面倒くさい感じの子。実際、最初から最後まで面倒くさい感じの会話劇だった。

だた、これ。私は面倒くさいと感じたけれど、もし10代の頃に読んでいたらハマったのかも知れないな…と思う。

なんとなく、よしもとばななの初期作品を思い浮かべてしまった。言うなれば青春小説ってところだ。

告白、いじめ、兄弟の結婚(恋愛)、家出…おおよそ、そっち系の作品にありがちなシチュエーションがテンコ盛りに詰め込まれている。

共感できなかったし、面白いとも思えなかったのだけど、あの時期の自意識過剰過ぎる感じは分からなくもない。

たぶん20年後に思い出したら恥ずかしくて死にたくなるような事なのだけど「少なくともあの時は真剣だった…」的な。

それにしても、自分がこの類の小説をこれほどまでに受け付けなくなっている事に驚いてしまった。もうちょっと楽しめるかと思ったのだけどなぁ。

本にも色々な種類があって、何歳で出会おうが面白いと感じるタイプの本と、読む年齢を限定される本がある。この作品は完全に後者。

この作品が駄作だと言いたい訳じゃない。ただ出会う時期が悪かっただけ。

それはそれとして。私は面白くなかったけれど、需要のありそうな作家さんだな…とは思った。

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白い木蓮の花の下で
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