娘の夏休みがはじまってしまった。
毎年ながら夏休みには宿題がドッサリ出る。しかし娘は小学4年生。なんだかんだと夏休みの宿題の段取りは分かっているので「今年の工作は何にしようか?」とか「自由研究はどういう方向にする?」なんて話していたのに、校長先生が変わったせいか、はたまた市の教育委員会のお達しなのか夏休みの宿題の方向性がガラリと変わっていて困惑させられた。
昭和で言うところの「夏の友」的なサマーワークやプリント、ドリル類は想定内。生活点検表や日記、読書感想文も分かる。
想定外だったのが今まであった自由研究だの自由に作る工作が撤廃され、決め打ちで課題を提出する事になった。この夏、作らなければいけない物は以下の4つ。
- 書道(書道展に出品する用)
- 貯金箱(コンクールに出品する用)
- 雨活アイデアコンテストに提出する用の研究
- いくつかの絵画コンクールから1つ選んで、絵画1点。(もちろん出品用)
どれもこれもコンクール出品前提のものばかりで自由度ゼロ。娘や娘の友達はブーブー文句を言っていたけど、今回ばかりは私も子どもたちに同情してしまった。
貯金箱なんて娘の小学校の子どもたちは大抵、低学年のうちに夏休みの工作で作っていて「どうして今さら貯金箱作らなきゃいけないの?」って感じが半端ない。
絵画展についても、環境保全系の物ばかりで、言っちゃあなんだが面白くもないポスター作りだ。自由研究を封じてまで「雨活アイデアコンテスト」に出す物を作る…と言う意味もイマイチ分からないし、すべての提出物が「コンテスト用」ってのが気に食わない。
何なんだろう? この猛烈なコンテスト推し。
私が小学生なら間違いなく不満タラタラだったと思う。娘も不満を隠しきれない様子。とは言うものの、それが学校の方針とあらばやるしかない。
今まではどうのとか、小学生なのにどうのとか文句を言ってもはじまらない。社会人ならよくある話。
取引先が前ふり無しに、いきなり仕様を変えてきた…とか。娘達はまだ小学生だけど、今のうちにこの類の「ちょっとした理不尽」を経験しておくのも悪くはないかも知れないな…とは思う。
今年は娘のお尻を叩かざるを得ない感じだ。
今まではある程度娘にお任せでも大丈夫だったけれど、今年はワークブックとプリントの容量も多いし、作り物の課題も多い。部活の練習等のスケジュールもパツパツだし、うっかりしていると夏休み中に宿題が終わらない…なんて自体になりかねない。
我が子の事ではあるけれどイマドキの小学生達は大変だなぁ…とつくづく思う。私が小学生の頃はもう少しのんびりしていた気がするのだけれど。
娘には夏休みの宿題なんてとっとと片付けてもらって夏休みを満喫してもらいたいのだけど、どうなる事やら。気の抜けない夏休みになりそうな気がしてならない。