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軽薄な中年。

最近、自分がチャラく…と言うか軽薄になってきているのを感じる。

世の中の流行なんてどこ吹く風で黙々と純文学を読み耽っていた文学少女はどこにもいない。今の私は楽しそうな流行りを知ると簡単に飛びつく軽薄なオバサンだ。

少なくとも読書と言う分野に関しては若い頃の方がずっと保守的だった。

「とりあえず有名どころの文学作品は押さえておかねば」と思っていたし「この作家は神!」と思えば、どこまでも追いかけてとりあえず手に入る作品は片っ端から読んでいった。

しかし最近はツイッター等で面白いと評判を聞くと単純に読みたくなってしまう。2月に出る村上春樹の新刊も図書館で予約済みだ。村上春樹が好きかと言うとそうでもない。

もちろん嫌いではないけれど「発売日当日に読みたい」と言うほど好きでもないのに「みんなでワーワー盛り上がっているところに入りたい」と言う気持ちの方が強い。

この心境の変化。自分でもビックリしている。

もちろん若い頃も流行り物だって追いかけていたけれど「何も今突っ込んでいかなくてもブームが一段落してからでいいや」くらいの落ち着きを持っていたのが、今や「乗れる時に乗っておけ」と言うスタンス。

勿論、所帯持ちになった今は自分の好きな事を好きなタイミングで出来る訳ではないのだけれど、それでも可能な限り乗っかっていきたい自分がいる。これは読書だけの話ではなくて、アニメや食べ物なんかにも当てはまる。

まだ40代の私がこんな事を書くと年上の方からは笑われしてまうと思うけれど「いつまで元気でいられるか分からない」と言う漠然とした不安が「楽しめる時に楽しんでおかなくちゃ」と言う発想を引き出しているのだと思う。

私は今のところ健康面で不安は無い。

年相応に無理が効かなくなっているは感じるけれど、特に悪いところはなく娘が成人するまでは元気でいたいと思っている。

しかし周囲を見渡してみると、自分よりすこし上の人が亡くなったり、自分と同世代の人が重い病気を患ったりしていて、いつまでも元気でいられるなんて言う思い込みでしかない…って事を嫌でも実感させられる。

若い頃。自分よりパワフルな中高年を見ていつも不思議に思っていた。

「彼らはどしてあそこまで人生を楽しめるのか?」と。だけど自分が中高年と呼ばれるようになった今なら分かる。「今、楽しんでおかねば」と言う気持ちが彼らをパワフルしていたのだな…と。

若い頃の私が今の私を見たら「なんて軽薄な中年なんだ」と幻滅すると思う。だけど若い頃と同じくらい…もしかしたら若い頃以上に色々楽しめているので、これはこれで良いように思っている。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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