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映画『ジュリエットからの手紙』感想。

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先日、録画していた『ジュリエットからの手紙』を観た。

特に前知識も期待もなく題名に惹かれて録画したのだけど、これが意外と面白かった。

「最高です!」までは言わないけれど、美しいイアリアの風景を背景に50年前の恋を探す……なんてシチュエーション、ロマンティックな物語が好きな人ならハマると思う。

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ジュリエットからの手紙

ジュリエットからの手紙
Letters to Juliet
監督 ゲイリー・ウィニック
脚本 ティム・サリヴァン
ホセ・リベーラ
製作 エレン・バーキン
マーク・カントン
キャロライン・カプラン
製作総指揮 ロン・シュミット
出演者 アマンダ・セイフライド
クリストファー・イーガン
ガエル・ガルシア・ベルナル
フランコ・ネロ
ヴァネッサ・レッドグレイヴ
音楽 アンドレア・グエラ
ザックリとこんな内容
  • 主人公のソフィーは『ニューヨーカー』誌で働くライター志望の調査員。結婚を控えているが、婚約者と気持ちのすれ違いを感じている。
  • 婚前旅行と婚前旅行でイタリアを訪れたソフィーは婚約者と別行動をする羽目に陥り、『ジュリエットの家』を訪れる。
  • ジュリエットの家はイタリアの観光名所で世界各地からの観光客がジュリエット宛てに、自分の恋愛の悩みを綴った手紙を書き、それを家の壁に貼り付けていく場所だった。
  •  ソフィーはひょんな経緯からひょんな事から駆け落ちしようと約束しあった間柄だったのに勇気が持てずに駆け落ち出来なかった昔の恋人を探す老婦人のお手伝いをすることになる。そして…

感想

「かつての恋人を探す旅」と書くと、なにやら未練たらしい感じがするけれど「50年前の」となると話は別だ。

ネタバレしちゃうけれど、アメリカ映画らしく分かりやすいハッピーエンドだ。

この映画の場合「ハッピーエンドかどうか」というところは正直、それほど重要ではないと思う。

『ジュリエットの手紙』はイタリアの風景を楽しみつつ「恋っていいなぁ」と思うための映画だと思う。イタリアの美しい風景を眺めているだけでも心癒される。

それにしても「おばあちゃん」とか「おじいちゃん」って、創作の世界の中では美味しいポジションだと思う。

「昔の恋」と言っても50年前で、しかも昔の恋を捨てて結婚した伴侶は既に亡くなっている…となると「おばあちゃん、頑張って!」って気持ちにさせられるもの。

夫や妻がいながら忘れられない恋人がいると言っても、その伴侶が死んでしまっているのなら「まあ時効ってことで」って気持ちになってしまうと言うか。

映画館で見ていたら、少し物足りなかったかも知れないけれど、気の抜けた日に家でゴロッとしながら楽しむには持って来いの映画だと思う。

私の場合、夏の疲れでグダグダだった時に観たので良い気分転換をさせてもらった。

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