腰痛が回復してきて、非常に気分が良い。
ナイチンゲールが看護師を目指したキッカケは彼女自身が病気になって治った時に感動したから…と言うエピソードを子ども向けの伝記で読んだ事がある。
病気や怪我が回復した時(あるいは回復しつつある時)の多幸感は凄まじい物があるなぁ…と毎度思う。
腰痛が出てきた数日間は動くたびに激痛だし、笑ってもクシャミをしても痛いと言うありさま。
何をするにも普段以上に力が入るせいか疲れが酷く、夜も夫に夕食を提供した後は夫を待たずに先にベッドに入って爆睡していた。
お世話になっている整骨院の先生が「今回は安静に出来ない事も考慮に入れて、完治まで1週間ってところですかね」と言ってくれたけれど、実際、着々と回復していて随分楽に動けるようになった。
病気や怪我の回復期って脳に幸せ物質が分泌されているように思う。
言ってみれば脳内花畑状態で、いつも以上に物事に対して感謝の気持ちが沸き起こる。「普通に動けるって、なんてありがたい事なんだろう…」とか、そう言うの。
こう言う時だけじゃなくて、毎日そうあれば良いのだろうけれど、たぶんこの殊勝な気持ちもしばらくすると忘れてしまうのだと思う。
しかし少なくとも今は「これからは腰痛にならないよう気をつけます。体操とかストレッチもちゃんとします」と言う気持ちで一杯だ。
そんな脳内花畑状態の中、私は44歳の誕生日を迎えた。
家族や友人からのメッセージやプレゼントが心に沁みた。
「何かプレゼントを貰う」って事も嬉しいのだけど、それ以上に「自分の事を気にかけてくれている人がいる」って事が嬉しい。なんだかんだ言って、私は恵まれているな…と思う。
今年の目標はとにかく健康で過ごすこと。贅沢を言うならもう少し在宅ワークに力を入れて収入を上げること。
夫は夫で、娘は娘で頑張ってくれているし、母達の事はなるようにしかならないのだし、私は自分の身の回りのことをキッチリこなしていこうと思う。
とりあえず、大きな目標はさて置き、来年は腰痛抜きで誕生日を迎えたい。