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赤の他人の瓜二つ 磯崎憲一郎 講談社

久しぶりに「感想が書き難い」作品と取り組んだ。

面白いかと問われたら「いや、そうでもない」と言うし「じゃあ、駄目だったの?」と問われたら「それが、捨てがたい文章もあったりしてねぇ」と言うしかない。

好きか嫌いかを問われたら「あまり好きじゃない」と断言出来るけれど駄作かと問われたら「それは違うと思う」と答えるだろう。

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赤の他人の瓜二つ

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私が出会った、まるで記憶の中の自らの顔を見ているかのような瓜二つの男。

チョコレート工場で働くその男の家族の物語は、やがて時も空間も自由に超えて、目眩くチョコレートの世界史へと接続する―

各紙誌に「物語ることの限界に挑み、小説の未知なる可能性を示した」と絶賛された、芥川賞作家の傑作!

アマゾンより引用

感想

この作品はあらすじがあってないようなものだ。なので、とても説明がし難い。

チョコレート工場で働く男の一家の話が出てきたかと思えば、チョコレートの起源の話に飛び、メディチ家の歴史(大河ドラマ風?)な話が出てきて、またチョコレート工場の話に戻り…と、時間も空間も自由に飛び越えて話が進んでいく。

じゃあ、破たんしているのかと言われると、それはそれでまとまっているのだけれど、散漫な印象もあったりする。

あまりにも自由な書きように、私は苦痛を感じながら読んだのだけど、ところどこ心に響く一節だったりエピソードがあったりした。

後半の主人公とその妻のエピソードや、主人公が転勤を命ぜられた時のエピソードなどは、すごく好きでそこの部分だけ切り取っておいておきたいように思うほど。

だけど、全体を見るとそれほど面白くもないのだ。

もしかしたら私はここのところ「読みやすい小説」とか「分かりやすい小説」ばかりを読んでいたから、純文学を読む体制が崩れてしまっているのかも知れない。

何か輝くものがあるような気がしなくもないのだけれど、残念ながら私には読み取ることが出来なかった。

もう1度読みたいとは思わないけれど、なんとなく心に引っかかる作品ではあった。

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白い木蓮の花の下で
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